伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2022年9月6日、マテリアルズインフォマティクス(MI)環境構築支援サービス「MI Success Lab」を提供開始した。新材料開発のための環境の構築を支援するSIサービスである。CTCは、分析エンジンの作成やトレーニングを行う。新材料の研究開発を行う医薬品や素材など分野の企業を中心に展開し、3年間で30社の導入を目指す。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「MI Success Lab」は、新材料開発のための環境の構築を支援するSIサービスである。自動車や航空機、家電、住宅、繊維などの業界で注目されている、AIやデータ分析などの技術を活用して新材料を探索するマテリアルズインフォマティクス(Materials Informatics:MI)の環境構築を支援する(図1、関連記事:帝人、マテリアルズインフォマティクスに注力、新素材開発でCPSを構築)。
図1:MI Success Labの実施スケジュール例(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)拡大画像表示
同サービスでは、医薬品、合金、繊維など各企業の事業に応じた分析エンジンの構築を支援して、MIの導入と内製化をサポートする。CTCによると、ユーザーの目的や要望に特化した分析エンジンの構築・トレーニングに要する期間は標準で3カ月間程度で、頻繁に実験を実施することなく、期待する性能を持つ材料の探索が可能になるという。
具体例として、材料開発の過去の実験データにおける原材料の配合比、配合時の温度・圧力、生成された材料の耐久性・耐熱性などの性能をAIが学習し、企業固有の分析エンジンを構築する。さらに、入力データの整形や分析エンジンの設計・作成、結果の評価を含めたMIプロセス全体のトレーニング、マニュアルの作成、質疑応答などを支援する。
CTCはこれまで、製造業やサービス業を含めた各業種のユーザーに対し、データ分析やAI環境の構築、AI活用のコンサルティングなどのサービスを提供してきた。材料分析の分野でも30年以上の製品・サービス提供の実績を持つ。これらのノウハウに基づいて今回のサービスを開発した。今後は、MI Success Labの提供とあわせ、材料のデータベース基盤や研究ポータルなどの製品・サービスも提供していく。
マテリアルズインフォマティクス / CTC / R&D / SI / 製造
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