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オンライン商談をAIで解析する「ACES Meet」、Zoom/Google Meet/Teamsに対応

2022年10月11日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ACESは2022年10月11日、オンライン商談/会議解析サービス「ACES Meet」において、解析対象のWeb会議システムを拡充した。これまでのZoomに加えて、新たにGoogle MeetとMicrosoft Teamsに対応した。取引先が設定した会議など、自社がホストではないWeb会議についても録画/解析できるようにした。

 ACESの「ACES Meet」は、オンライン商談やWeb会議の内容をAIで解析するツールである。商談/会議の準備、記録、書き起こし、内容の分析、といった一連の流れをAIが自動で行う。一般的な議事録ツールと異なり、AIが自動で商談/会議を定量化し、要点を抽出する。開発の目的についてACESは「属人的なコミュニケーションに依存した働き方を解消する」と説明している。

図1:オンライン会議AI解析ツール「ACES Meet」の強化点(出典:ACES)
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 今回の強化では、録画・解析可能なWeb会議ツールを拡充した(図1)。特徴の1つは、重要な発言内容を要約してハイライト表示する機能を備えること。予算や決裁権などのトピックを見つけ出し、どんなトピックがどの程度話されていたのかをAIが自動で解析する。このうえで、トピックごとの重要な発言をAIが判定し、要約してハイライト表示する。重要だと判断した発言を手動でハイライトに追加することも可能である。

 商談/会議参加者の様子を、参加者ごとの話すスピードや発話比率として定量化する機能も持つ。相手に伝わりやすい速さで話せているか、一方的な会話になっていないかなどが分かる。カメラ情報も利用し、視線の動きや顔の向き、動作からリアクションが大きかったシーンをAIが特定する。リアクションが大きかったシーンから文字起こしや動画を確認することで、商談/会議相手がどんなトピックに関心をもっているかを確認可能である。

 今回の強化では、以前よりも多くのオンライン会議を記録・管理できるようにした。まず、録画・解析可能なWeb会議システムを増やした。これまで解析できていたZoomに加えて、新たにGoogle MeetとMicrosoft Teamsの会議についても解析できるようにした。

 GoogleカレンダーおよびOutlook予定表と連携し、カレンダーでGoogle Meet/TeamsのURLを含む予定を作成すると、ACES Meet Recorder(ボット)が会議に参加し、記録・解析する(Google MeetとTeamsは画面共有時に顔が映らない仕様のため、リアクション解析は現在Zoomだけで利用可能)。また、取引先が設定した会議など、自社がホストではないWeb会議についても記録・解析できるようにした。

 このほかの強化点として、再生開始時刻を指定した共有リンクを発行できるようにした。動画の重要箇所からポインポイントで視聴を始められるようになった。また、会議の任意の箇所にコメントを記載できるようにした。コメントとともに録画動画の該当時間を表示することから、録画動画を再生しながらコメントを確認できる。

 ACES Meetの価格(税込み)は、基本料金が月額3万円。利用料金は、会議動画の取り込み/解析機能を利用できる通常ユーザーライセンスが、1ユーザーあたり月額7000円。会議動画の取り込みができず、会議の検索・閲覧や取り込み済み会議の各種編集などに機能を限定した閲覧者用のライセンスが、1ユーザーあたり月額3000円。

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