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日立社会情報サービス、顔認証ライブラリ「FaceViTAL」がマスク着用時の認証精度を向上

実装を容易にするコマンド形式インタフェースも追加

2022年10月17日(月)IT Leaders編集部

日立社会情報サービスは2022年10月12日、顔認証ライブラリ「FaceViTAL SDK for Windows」のマスク着用時認証精度を高めたと発表した。さらに、顔認証機能を容易に組み込めるようにインタフェースを改善した。Windows用のC++ライブラリであり、PC/タブレットなどで動作するアプリケーションに組み込むことで、顔認証機能を利用できる。

 日立社会情報サービスの「FaceViTAL SDK for Windows」は、Windowsアプリケーションに顔認証機能を組み込むためのC++ソフトウェアライブラリである(図1)。今回の強化では、マスク着用時の認証精度を高めたほか、顔認証機能を容易に組み込めるようにインタフェースを改善した。

図1:FaceViTALをアプリケーションなどに組み込んだ活用例(出典:日立社会情報サービス)
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 まず、マスク着用時の認証精度を高めた。従来は、顔認証のデータベース登録時にマスクをしていない場合、マスク着用時の認証精度が落ちてしまうという課題があった。今回の機能強化によって、マスク着用時の認証精度を向上させた。

 今回さらに、アプリケーションから顔認証機能を利用するためのインタフェースを改善し、よりスムーズに導入できるようにしたとしている。C++ライブラリ(およびC#ラッパー)に加えて、CLIで利用できるコマンド形式の顔認証コンソールプログラムも用意した。「認証用テンプレートの登録」と「顔認証」の2つの機能をコマンド形式で呼び出すだけで、アプリケーションに顔認証機能を実装できるようにした。

 ライセンスは、既存アプリケーションなどへの組み込みに必要な「開発ライセンス」と、実行時に必要な「利用ライセンス」(サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアで構成)を提供する。価格(税別)は、開発ライセンスが200万円。利用ライセンスは、単価が最も高くなる導入規模5000台以下の場合、1台あたり月額400円。単価が最も安くなる導入規模1万1台以上の場合、1台あたり月額80円。

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