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[市場動向]

NTTデータ イントラマート、業務プロセスを3次元のビジュアルで可視化する実証実験

システムの利用状況を把握してシステム投資に活用

2022年11月8日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータ イントラマートは2022年11月8日、業務システムの実行プロセスを3次元で可視化する実証実験に成功したと発表した。システムの利用状況を、3次元のビジュアルで直感的に理解できるようになる。業務システムへの経営資源の割り当てが容易になるとしている。

 NTTデータ イントラマートは、業務システムの実行プロセスを3次元で可視化する実証実験に成功したと発表した(画面1)。システム投資の意思決定に際し、3次元のビジュアルによって、システムの利用状況を直感的かつ正確に理解可能だとしている。

画面1:業務システムの利用状況を3次元で可視化したイメージ(出典:NTTデータ イントラマート)

 同技術は、システムの利用によって蓄積したログデータなどから、システム機能の実行プロセスを抽出してモデル化する。このうえで、プロセスモデルを3次元で可視化する。3次元の可視化を通じて、プロセスモデルを検索したり、プロセス同士を比較したりできる。

 要素技術として、NTTコンピュータ&データサイエンス研究所の独自技術と、プロセスマイニング技術を組み合わせた。これにより、作成したアプリケーションの利用頻度やシステム全体のオペレーションを3次元で可視化する。

 経済産業省が発表した「DXレポート」では、レガシーシステムを「機能分類・刷新」「機能追加」「機能縮小・破棄」「現状維持」の4つに分類し、必要な機能をクラウドを使って再構築・機能追加することを提唱している。

 今回、システムの操作ログから実行プロセスを抽出してモデル化し、3次元で可視化することで、レガシーシステムの分類に役立つとしている。さらに、同技術をNTTデータ イントラマートのクラウドサービス「Accel-Mart」に取り込むことで、クラウド環境へのシステム移行も可能である。

 業務の実行プロセスを比較する機能も備える。同じ視点で月初と月末を比較したり、業務改善の前後における変化を確認したりできる(画面2)。

画面2:3次元可視化機能によって業務プロセスを比較したイメージ(出典:NTTデータ イントラマート)
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可視化 / 業務プロセス / NTTデータ イントラマート

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