[新製品・サービス]
Salesforceのログから業務を可視化する「BPM-QuickWinサービス」─アグレックス
2025年8月5日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アグレックスは2025年7月31日、業務プロセス可視化サービス「BPM-QuickWinサービス for Salesforce」を提供開始した。Salesforceに蓄積したログデータをプロセスマイニングで分析する。料金(税別)は、Salesforceのログのみを分析する「フェーズ1」が無料、周辺システムのログも分析して業務全体を可視化する「フェーズ2」が800万円から。
アグレックスの「BPM-QuickWinサービス for Salesforce」は、Salesforceに蓄積したログデータをプロセスマイニングで分析し、業務プロセスを可視化するサービスである。業務課題を分析し、「Agentforce」などのAI/AIエージェントを適用すべき箇所を特定する(図1)。

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2つのフェーズでサービスを構成する。フェーズ1では、Salesforceのログデータを提供することで、アグレックスがプロセスマイニングを用いて現行業務プロセスを可視化し、AIを含むデジタル活用案を提示する。データ保管期間は1カ月で、無料で提供する。
フェーズ2では、周辺システムを含めてエンドツーエンドで業務プロセスを可視化する。プロセスマイニングだけでなく、現場のヒアリングと組み合わせる。改善前後の業務量やコストをシミュレーションして投資対効果を定量化する。料金(税別)は800万円から。
同サービスの特徴は、Digital Twin of an Organization(DTO:組織のデジタルツイン)アプローチの採用にある。業務プロセスやリソースをデジタル上で再現し、リアルタイムで可視化/シミュレーションする。デジタル上での分析結果を現実世界にフィードバックしながら改善を繰り返す仕組みを提供する。