TIS、TIS千代田システムズ、澪標アナリティクスの3社は2022年11月21日、「製造DXコンサルティングサービス」を発表した。製造現場が抱える課題に対して、データの収集によって課題の原因を明らかにしたうえで、解決に向けたロードマップを提示する。コンサルティング(TIS)、システム開発(TIS千代田システムズ)、データ分析(澪標アナリティクス)を組み合わせることで、上流から下流までをカバーする。
TIS、TIS千代田システムズ、澪標アナリティクスが共同で提供する「製造DXコンサルティングサービス」は、製造現場が抱える課題の原因を明らかにしたうえで、解決に向けたロードマップを提示する。どのようなデータを、どのように活用すれば解決が図れるかを、業務の課題からアプローチして明らかにする(表1)。
コンサルティング(TIS)、システム開発(TIS千代田システムズ)、データ分析(澪標アナリティクス)を組み合わせることで、上流から下流までをカバーする。コンサルティングのゴールとして、以下の3つを挙げている。
- 工数の把握や、自動化する範囲の調査などによって、全工程にまたがって業務を見える化する
- 間接業務以外の直接業務に対して、生産のスピードアップや不確実性の極小化の視点で、生産能力を向上させる
- 間接業務に対して、業務の自動化と効率化を図り、省人化を実現する
生産のスピードアップでは、工程別に作業工数を調査し、ムリ・ムダ・ムラのある業務を改善する(図1)。
不確実性の極小化では、不確実性に起因するデータを正しく分類し、正しい分析手法を選択する。不確実性の例には、収率、機械故障率、原料遅延の発生割合・確率、製造における優先順位などがある(図2)。
省人化では、各工程でインプット/アウトプットするデータに関して、取得元、取得方法、入力先を調査し、データ取得の観点で効率化可能な業務を明確化する。データの分析と活用を視野に入れ、取得できていないデータについては取得方法を検討する(図3)。