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ジョブスケジューラ新版「Job Director R16」、RPAやクラウドストレージとジョブ連携可能に

2022年11月25日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

セイ・テクノロジーズは2022年11月25日、ジョブスケジューラソフトウェア新版「Job Director R16」を販売開始した。複数のサーバー機にまたがった定型業務処理(バッチ処理)のフローを、あらかじめ定めた条件やスケジュールに則って実行する運用管理ツールである。新版では、AWSやAzureに加えてBox、RPAツールのUiPathとも連携できるようにした。これにより業務アプリケーションが出力したファイルをRPAで加工してクラウドストレージに格納するといった業務フローを実行できるようになった。

 セイ・テクノロジーズの「Job Director」は、複数のサーバー機(Windows ServerやLinux)にまたがった定型業務処理(バッチ処理)のフローを、あらかじめ定めた条件やスケジュールに則って実行するジョブスケジューラである(図1)。同社によると、「タスクスケジューラでは物足りないが、統合運用管理ツールでは使わない機能が多すぎる」という悩みを抱えたシステム管理者に向く。

図1:RPAやクラウドストレージとの連携機能を追加した。これにより例えば、業務アプリケーションが出力したファイルをRPAで加工してクラウドストレージに格納する、といった業務フローを実行できるようになった(出典:セイ・テクノロジーズ)
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 個々のサーバー上で定型処理のジョブが動作する。Job Directorは、これらのジョブ同士を連携させるジョブワークフローをGUIで定義し、これをスケジュールに則って実行する。「毎月第5営業日」や「締日の3日前」、「実行日が休日の場合は振替」といったように、柔軟にスケジュールを設定可能である。また、日本の祝日を設定したカレンダファイルを標準で添付しているため、日次や月次などの商習慣にあわせた運用が可能である。

 優先度の高いジョブについては、他のジョブの影響によって遅延が発生しないように、優先順位付けが可能である。異常終了したジョブやジョブネットワークを再実行する機能もある。

 Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureと連携するための制御部品を標準で用意している。スクリプトを記述することなく、仮想サーバーの起動/停止などの操作や、クラウドの標準監視ツールからの情報取得などが可能である。このほか、任意の外部システムの情報を、Web API(REST API)を介して取得可能である。

 ライセンス面での特徴は、年間保守契約が不要なこと。製品購入後のサポートは、必要な時に必要な分だけ購入可能なインシデントサポート契約を採用している。一般的なソフトウェア製品はサポートを受けるかどうかに関わらず年間保守料が必要だが、Job Directorには年間保守契約が存在しないため、運用費を削減可能である。

 なお、インシデントサポートの価格(税別)は、5インシデントで10万円(初回問い合わせから6カ月有効)、10インシデントで18万円(初回問い合わせから6カ月有効)、20インシデントで30万円(初回問い合わせから1年間有効)である。

RPA「UiPath」の制御部品も用意、前後処理を含めてスケジュール実行可能に

 今回販売を開始した新バージョン(R16)の主な強化点は、以下の通り。

 新版では、クラウドサービス連携を拡充し、AWS/Azureに加えて、クラウドストレージのBoxと連携するための制御部品を用意した。さらに、RPAツールのUiPathと連携するための制御部品を用意した。これにより例えば、「業務アプリケーションが出力したファイルをRPAで加工してクラウドストレージに格納する」といった業務フローを簡単に実装できるようになった。

 新版では、AWS連携も強化した。Amazon RDSの起動や停止、Amazon EBSのボリュームサイズの拡張やタイプの変更、AWS Lambda関数の実行など、9サービスに関する連携機能を追加・強化した。また、GUI上で設定可能な専用の制御部品を標準で用意しているため、AWSサービス独自の知識がなくても業務フローに組み込めるとしている(画面1)。

画面1:AWS連携を強化した。GUI上で設定可能な専用の制御部品を標準で用意しているため、AWSサービス独自の知識がなくても業務フローに組み込める(出典:セイ・テクノロジーズ)

 このほか、ジョブネットワークの構築、運用、管理に関する機能を強化した。強化内容は、以下の通りである。

構築に関する機能強化
ジョブネットワークを効率的に構築するためのエイリアス機能や環境変数の設定機能を強化
複数のジョブネットワーク間での同時実行を制御する機能を追加
運用に関する機能強化
失敗時に限って動作するリカバリジョブネットワークを追加
Web APIを利用した外部からのジョブ制御を強化
管理に関する機能強化
イメージバックアップを利用したJob Director環境のバックアップ/復元
各サーバー間の通信を暗号化してセキュリティを強化

 価格(税別)は、基本パッケージとして、最低限必要になるJobDirector SV×1、JobDirector MG×1、JobDirector CL/Win×1の構成で14万8000円。ジョブ実行サーバーを追加する場合は、JobDirector SV単体が13万円(仮想サーバー向けは7万円)。ジョブワークフローをExcelで定義/編集可能にするオプション「JD Assist」が11万8000円。

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