米キンドリル(Kyndryl)日本法人のキンドリルジャパンは2023年1月11日、説明会を開き、「Kyndryl Vital」および「Kyndryl Consult」の名称で2022年に新たに体系化したITインフラのSI/コンサルティングサービスの内容を説明した。Kyndryl Vitalでは、デザイン思考のワークショップやアジャイル開発の研修など14のプログラムメニューを用意。Kyndryl Consultでは、クラウドCoE活動支援やサイバーセキュリティロードマップ策定支援などの代表的なユースケースを提示することによって、SI/コンサルティングサービスを利用しやすくする。
キンドリルジャパンは、ITインフラを対象としたSI(システム構築/運用)/コンサルティングサービスを、「Kyndryl Vital」および「Kyndryl Consult」の名称で、2022年に新たに体系化した。既存のサービスの整理・体系化と共に、新たなサービスメニューを提供する。
Kyndryl Vitalは、専任のチームがユーザーと共創型でシステムを開発するSIサービスを指す。特徴は、ワークショップや研修、ユーザーニーズが高いユースケースなどを14のプログラムメニューにまとめ、サービスを利用しやすくしたこと(図1)。
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汎用的なメニューとして、3~5年先のビジョンを策定するワークショップ、アジャイル開発を実践型で学ぶ研修コース、IaC(Infrastructure as Code)を用いたシステム構成の自動化を学ぶコースなどを用意した。このほか、デスクトップ仮想化基盤やアプリケーション監視の体験デモなど、実際の顧客からの需要を受けてメニュー化した各種デモも用意した。
Kyndryl Consultは、コンサルティングサービスを含んだシステム構築/運用サービスとして、新たに体系化したもの。特徴は、システム構築の代表的なユースケースをSIベンダー側から提示することによって、システム構築サービスを利用しやすくしたことである(図2)。
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例えば、クラウドCoE活動支援(ガイドライン策定支援、可視化ツール導入支援、スキル研修支援など)、SRE(サイト信頼性エンジニアリング)運用モデルコンサルティング(トレーニング、アセスメント、計画策定)、サイバーセキュリティロードマップ策定支援など、代表的なユースケースを提示している。