リコーは2023年1月23日、クラウド型請求管理サービス「MakeLeaps」において、ユーザーが帳票の書式を自由にカスタマイズできる機能を発表した。同年1月25日から提供する。リコー子会社のメイクリープスと共同で開発した。
リコーが販売する「MakeLeaps」は、同社子会社のメイクリープス(本社:東京都目黒区)が開発したクラウド型請求管理サービスある。見積書や請求書などの書類作成から、郵送代行などの送付業務・請求データや入金管理まで、請求にまつわる作業・データを一元管理する。
今回、ユーザーが帳票の書式を自由にカスタマイズできる機能を追加した。Excelを使い、書類テンプレートのレイアウトを設定したり、任意の記載項目や明細表の列を追加したりできる。作成した書式テンプレートに請求データのCSVファイルを取り込んで書類を作成する(図1)。主なカスタマイズ項目は、以下のとおり。
- 書類の色、文字のサイズを決める
- 明細表に任意の列を追加する
- ページ番号を載せる
- 数字や日付の表示フォーマットを変える
- 横型の書類を作る
- 書類に承認印欄を載せる(印刷して紙で承認を回す場合)
- 領収書に収入印紙を貼る専用スペースを追加する
2023年2月にはリコーの「RICOH kintone plus」と連携する予定。kintone plusで管理する顧客・案件情報から見積書や請求書などの取引書類を自動生成できる。
「請求書の作成・発行作業は手作業が多く、人手不足の解消や業務負荷の軽減といった課題を抱えている。2023年10月からは、適格請求書等保存方式(インボイス制度)が始まり、請求書の書式ルールが厳格化され、制度に沿った書式ルールへの対応が求められる」(リコー)