[市場動向]

「PHP8技術者認定初級試験」、2023年3月16日から全国300カ所で通年実施

2023年3月6日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

一般社団法人BOSS-CON JAPANの内部組織であるPHP技術者認定機構は2023年3月6日、「PHP8技術者認定初級試験」を同年3月16日に開始すると発表した。問題作成をPHP技術者認定機構顧問の古庄道明氏が、試験問題の監修をPHP技術者認定機構エバンジェリストの三雲勇二氏がそれぞれ担当した。PHP8は、プログラミング言語「PHP」の現行バージョンで、JITコンパイラによるプログラムの高速実行を特徴としている。

 PHPの技術者認定試験などを実施しているPHP技術者認定機構は、「PHP8技術者認定初級試験」を2023年3月16日に開始する。2022年9月にベータ試験を実施したうえで今回、本試験を開始する。PHP8の技術者認定試験としては、2022年4月に「上級試験/準上級試験」をすでに開始している(関連記事「PHP8技術者認定初級試験」を2023年春に開始、2022年9月に東京でベータ試験PHP8の技術者認定試験を2022年4月1日に開始─PHP技術者認定機構)。

 PHPは、Webサーバーのバックエンドで動作するWebアプリケーションを開発・実行するためのプログラミング言語。インタープリタ型で動作するスクリプト言語で、データベースアクセスを伴うWebアプリケーションを他の言語と比べて容易に開発できるのを特徴としている。現行バージョンは2020年11月リリースの「PHP8」で、スクリプトを実行時にコンパイルするJIT(ジャストインタイム)コンパイラを実装し、インタープリタ型よりも高速に動作する。

 今回追加した初級試験は通年で実施する。出題形式は選択式で、出題数は40問。7割正解で合格する。受験料金は1万2000円(税別)で、全国約300カ所のオデッセイ コミュニケーションズCBTセンターが試験会場となる。

 初級試験の問題作成を、PHP技術者認定機構顧問の古庄道明氏が、試験問題の監修を、PHP技術者認定機構エバンジェリストの三雲勇二氏(プライム・ストラテジー)がそれぞれ担当した。同試験の主教材は『独習PHP 第4版』(翔泳社)で、同書籍から以下の比率で出題する。

表1:『独習PHP 第4版』(翔泳社)における「PHP8技術者認定初級試験」の出題範囲(出典:PHP技術者認定機構)
セクション 出題率
第1章 イントロダクション 2.5%
第2章 PHPの基本 12.5%
第3章 演算子 10.0%
第4章 制御構文 13.8%
第5章 組み込み関数 8.8%
第6章 ユーザー定義関数 7.5%
第7章 標準クラスライブラリ 7.5%
第8章 リクエスト情報 10.0%
第9章 データベース連携 5.0%
第10章 オブジェクト指向構文 17.5%
第11章 高度なプログラミング 5.0%
関連キーワード

PHP / PHP技術者認定機構 / 教育プログラム / 認定資格 / ITエンジニア / BOSS-CON JAPAN

関連記事

トピックス

[Sponsored]

「PHP8技術者認定初級試験」、2023年3月16日から全国300カ所で通年実施一般社団法人BOSS-CON JAPANの内部組織であるPHP技術者認定機構は2023年3月6日、「PHP8技術者認定初級試験」を同年3月16日に開始すると発表した。問題作成をPHP技術者認定機構顧問の古庄道明氏が、試験問題の監修をPHP技術者認定機構エバンジェリストの三雲勇二氏がそれぞれ担当した。PHP8は、プログラミング言語「PHP」の現行バージョンで、JITコンパイラによるプログラムの高速実行を特徴としている。

PAGE TOP