[市場動向]

「PHP8技術者認定初級試験」を2023年春に開始、2022年9月に東京でベータ試験

2022年8月5日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

一般社団法人BOSS-CON JAPANの内部組織であるPHP技術者認定機構は2022年8月5日、「PHP8技術者認定初級試験」を2023年春に開始すると発表した。これに先立ち、ベータ試験を2022年9月11日に東京で開催する。問題作成はPHP技術者認定機構顧問の古庄道明氏が担当し、試験問題の監修をPHP技術者認定機構エバンジェリストの三雲勇二氏が担当する。PHP8は、プログラミング言語「PHP」の現行バージョンで、JITコンパイラによるプログラムの高速実行を特徴としている。

 PHPの技術者認定試験などを実施しているPHP技術者認定機構が、2023年春に「PHP8技術者認定初級試験」を開始する。PHP8の技術者認定試験としては、2022年4月に「上級試験/準上級試験」を開始済み(関連記事PHP8の技術者認定試験を2022年4月1日に開始─PHP技術者認定機構)。同試験は、7割正解で上級、5割正解で準上級を認定する。今回、初級者向けの試験を追加する形である。

 PHPは、Webサーバーの背後で動作するWeb連携アプリケーションを開発・実行するためのプログラミング言語。インタープリタ型で動作するスクリプト言語であり、データベースアクセスを伴う連携アプリケーションを、他の言語と比べて容易に開発できるのが特徴。現行バージョンは2020年11月リリースの「PHP8」で、特徴は、スリリプトを実行時にコンパイルするJIT(ジャストインタイム)コンパイラを搭載したこと。インタープリタ型よりも高速に動作する。

 追加される初級試験の問題作成は、PHP技術者認定機構顧問の古庄道明氏が担当。試験問題の監修は、PHP技術者認定機構エバンジェリストの三雲勇二氏(プライム・ストラテジー)が担当する。

 試験は通年で実施する。出題形式は選択式で、出題数は40問。7割正解で合格(初級認定)である。受験料金は1万2000円(税別)で、全国約300カ所のオデッセイ コミュニケーションズCBTセンターが試験会場となる。

 同試験の主教材は『独習PHP 第4版』(翔泳社)で、同書籍から以下の比率で出題する。

表1:『独習PHP 第4版』(翔泳社)における「PHP8技術者認定初級試験」の出題範囲(出典:PHP技術者認定機構)
セクション 出題率
第1章 イントロダクション 2.5%
第2章 PHPの基本 12.5%
第3章 演算子 10.0%
第4章 制御構文 13.8%
第5章 組み込み関数 8.8%
第6章 ユーザー定義関数 7.5%
第7章 標準クラスライブラリ 7.5%
第8章 リクエスト情報 10.0%
第9章 データベース連携 5.0%
第10章 オブジェクト指向構文 17.5%
第11章 高度なプログラミング 5.0%

 初級試験の開始に先立ち、ベータ試験を2022年9月11日の16時30分~17時45分に、コワーキングスペース茅場町 Co-Edo(東京都中央区)で実施する。受験料は5000円(税別)で、合格者は全員第一号認定となる。Webサイトで受験の申し込みを開始している。

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