[市場動向]

PHP8の技術者認定試験を2022年4月1日に開始─PHP技術者認定機構

2022年3月25日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

一般社団法人BOSS-CON JAPANの内部組織であるPHP技術者認定機構は2022年3月25日、「PHP8技術者認定試験上級/準上級試験」を4月1日に開始すると発表した。これに合わせ、受験受付を3月25日に開始した。PHP8は、プログラミング言語「PHP」の最新版に当たり、JITコンパイラを搭載してプログラムを高速に実行する点に特徴がある。今回、このPHP8を対象とした認定試験を新たに用意した。

 PHPは、Webサーバーの背後で動作するWeb連携アプリケーションを開発・実行するためのプログラミング言語である。インタープリタ型で動くスクリプト言語であり、データベースへのアクセスを伴うDB連携アプリケーションを他の言語と比べて容易に開発できる。

 PHPの技術者認定試験などを実施するPHP技術者認定機構は今回、2020年11月リリースの「PHP8」を対象とした認定試験を実施する(関連記事PHP8の技術者認定試験を2021年秋に開始、2月にベータ試験を実施)。

 PHP8の特徴に、JIT(ジャストインタイム)コンパイラの実装がある。PHPスクリプトを実行時にバイナリデータにコンパイルして実行することで、インタープリタ型で実行する場合よりも高速に実行可能になる。PHP技術者認定機構は、Webアプリケーションの高速な実行が求められている中、PHP8の技術を取得するプログラマーの育成を推進するべくPHP8の認定試験を実施することにした。

 表1は、PHP8技術者認定試験上級/準上級試験の概要である。試験の詳細を説明したWebサイトをオデッセイコミュニケーションズが用意している。

表1:「PHP8技術者認定試験上級/準上級試験」の概要(出典:BOSS-CON JAPAN)
試験日 通年実施
設問数 30問
合格ライン 7割正解で上級認定、5割から7割未満の正解で準上級認定
出題形式 選択式
受験料金 1万5000円(税別) 学生および教職員は半額
試験会場 全国300カ所の「オデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター」
主教材 https://www.php.net/
出題範囲 No. セクション名 出題数
1 インストールと設定 3.3%
2 言語リファレンス 49.6%
3 セキュリティ 13.3%
4 機能 3.3%
5 基本的な関数 30.0%
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