ジェーシービー(本社:東京都港区)は2026年2月6日、指紋認証機能が付いたICカードを発行し、商用化に向けた実証実験を開始すると発表した。決済時の操作性、指紋認証の成功率、決済端末との相性、日常利用でのストレスの有無を、1都3県の加盟店で実際に指紋認証カードを利用して検証する。実験にあたり、大日本印刷がJCB社員に2026年2月からカードを発行する。
JCBは、指紋認証機能が付いたICカードを発行し、商用化に向けた実証実験を開始する(写真1)。決済時の操作性、指紋認証の成功率、決済端末との相性、日常利用でのストレスの有無を、1都3県の加盟店で実際に指紋認証カードを利用して検証する。実験にあたり、2026年2月からJCB社員にカードを発行する。
写真1:指紋認証機能が付いたICカードの利用イメージ(出典:ジェーシービー、大日本印刷)拡大画像表示
指紋認証カードは、カード右下の指紋センサーにあらかじめ登録しておいた指を乗せることで、本人認証が完了する。指紋認証処理はカード内で完結するため、店頭で新たな認証端末などを導入する必要はない。
背景として現在、ICカードでの非接触決済(タッチ決済)では、一定の金額以上の決済の場合、暗証番号入力が必要である。一方、スマートフォンによる非接触決済では、取引時の本人認証ができているため、金額の上限はなく、暗証番号の入力が不要である。
指紋認証カードでは、取引時にカード上で指紋認証による本人認証ができるため、スマートフォンと同様、金額上限のない非接触決済が可能になる。また、ICカードを挿し込む接触決済でも、指紋認証で本人認証を行うため、暗証番号の入力が不要になる。
指紋認証機能を搭載したICカードは、大日本印刷(DNP)が製造する。指紋センサー付きのICカードに、指紋認証が可能なDNPの決済アプリケーションを搭載している(写真2)。DNPは、既存の決済端末での動作確認を行い、実運用を想定した設定仕様の策定などを技術面から支える。
写真2:指紋認証機能が付いたICカードの外観(出典:ジェーシービー、大日本印刷)拡大画像表示
JCBは、2018年に非接触決済に特化した指紋認証カードの実証実験を実施済み。今回の実証実験では、商用化に向けて取り組みを一歩進める。
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