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NTT Com、モバイル通話をテキスト化する「COTOHA Voice Insight ビジネス通話プラン」

2023年3月28日(火)IT Leaders編集部

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2023年3月24日、電話音声テキスト化サービス「COTOHA Voice Insight ビジネス通話プラン」を提供開始した。携帯電話の通話音声をテキスト化し、データとして活用可能にする。テキスト化した通話から特定の単語を検索して不適切な会話を抽出するコンプライアンスチェックや、トーク分析AIを活用した営業活動の評価と改善提案などが行える。

 NTT Comの「COTOHA Voice Insight ビジネス通話プラン」は、携帯電話の通話音声をテキスト化し、データとして活用可能にするサービスである。NTT Comがコンタクトセンター向けに提供している音声通話関連技術と、NTTドコモの「通話録音サービス」を連携させて実現した(図1)。

画面1:オプション提供する、 AIによる会話分析レポートの例(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 以下の機能を提供する。

  • NTTドコモの「通話録音サービス」を通して記録したモバイル音声通話データを保存する機能
  • 音声データをテキスト化する機能
  • 特定の単語を検索(最大99単語を同時に検索)しコンプライアンスをチェックする機能
  • 営業トーク改善やノウハウの可視化・共有を目的に、会話分析レポートを作成する機能(オプション)

 音声データをテキスト化することにより、通話内容の可視化と一元管理が可能になる。通話内容を関係者間で共有し、不明瞭だった会話を通話先・日時を元に折衝内容を再確認できるなど、営業現場の業務を効率化する。

 テキスト化した通話内容から任意の単語を検索できる。例えば、法令に抵触する恐れのある単語を含んだ不適切な通話を抽出するコンプライアンスチェックが行える。NTT Comによると、音声データを聞き直してチェックする場合と比べて最大で約30倍効率が上がるという。検索条件を保存して再利用も可能である。

 オプションで、任意の音声ファイルから営業トークの客観的な分析レポート作成機能を提供する。2万件以上のデータで学習したAIが、通話内容を数値やグラフで可視化し、改善ポイントを提案する。例えば、「成約率の高い優秀な営業担当者のノウハウを蓄積・共有したい」「OJTによらず科学的なデータに基づきメンバーの成長を促したい」「新任者に質の高い営業トークを学ばせ短期間で育成したい」といったニーズをカバーする。

 価格は要問い合わせ。前提となる携帯電話サービスとして、NTTドコモのFOMA/Xi/5Gのいずれかの音声回線の契約と通話録音サービスへの加入と、NTT Comの「Arcstar Universal One」および「Flexible InterConnect」の契約が必要になる。

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