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サムライズ、Webアプリケーションサーバー新版「ColdFusion 2023」を販売、VSCode向けの開発環境を用意

2023年5月19日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サムライズは2023年5月17日、米アドビ(Adobe)のWebアプリケーションサーバーソフトウェア新版「Adobe ColdFusion 2023」の提供を開始した。新版では、VSCode上で利用可能なColdFusion専用のコードエディタ「ColdFusion Builder」を用意した。また、API経由でデータにアクセスするクエリー言語「GraphQL」のクライアント機能を組み込んだ。

 サムライズが販売する「Adobe ColdFusion」は、米アドビが開発した、開発生産性に注力したWebアプリケーションサーバーソフトウェアである。Javaをベースとしながら、HTMLに独自タグを埋め込むスタイルの独自言語「CFML」(ColdFusion Markup Language)を使って簡単にアプリケーションを開発できるのが特徴である。

 新版のColdFusion 2023では、開発生産性を高める機能として、VSCode上で利用可能なColdFusion専用のコードエディタ「ColdFusion Builder」を用意した。また、API経由でデータにアクセスするクエリー言語「GraphQL」のクライアント機能を組み込んだ。SNSやSMSの活用、メッセージングなど、大規模で冗長なアプリケーションを処理する場合に役立つ。

 クラウドサービスとの連携も拡充した。前バージョン(ColdFusion 2021)ではAmazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureと連携していたが、ColdFusion 2023ではGoogle Cloudと連携した。各クラウドサービスが提供するストレージやデータベース、キャッシュ、メッセージなどのサービスをColdFusionから利用可能である。

 HTML画面をPDFに変換する機能も強化した。従来の変換エンジンと比べて、HTML5、CSS、JavaScriptのサポートを強化したしている。動的に見栄えが変わる画面をもとに、配布用のドキュメントやレポート、請求書などをPDF化として作成可能である。

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