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NTT西日本、回線開通業務を省力化するシステム連携/データ統合基盤をOracle Cloudで構築

2023年6月1日(木)IT Leaders編集部

NTT西日本は、回線開通業務の効率を高めるため、システム連携/データ統合基盤をOracle Cloud上に構築し、2023年2月に稼働を開始した。Oracle Autonomous Database、Oracle APEXなどのサービスを活用し、進捗を可視化する。日本オラクルが2023年5月31日に発表した。

 NTT西日本の回線開通業務は、回線の開通、変更、廃止などを含めると膨大な量となる。これまでは、各種部署の担当者が、オンプレミス上の異なるネットワークに配置した複数の業務システムのデータを参照しながら、大半の業務を手作業で行っていた。

 これらの業務を効率化するため、パブリッククラウドのOracle Cloud上に、システム連携およびデータ統合基盤を構築した。業務システムのデータを統合するデータベース基盤には、運用管理やチューニングを自律型で実行するOracle Autonomous Databaseを使う。

 ローコード開発ツールであるOracle APEXで、これらのデータから開通業務の進捗を一元的に確認可能なユーザーインターフェースを構築し、利用開始後のUI変更も容易に行えるようにした。既存の基幹システムには手を加えず、基幹システムから取り出した大量の回線開通に関わるデータを自動的に仕訳してデータベース化し、必要なデータの検索を可能にしている。

 NTT西日本では、進捗の可視化基盤を2022年12月に実装し、2023年2月から稼働させている。今後も、Oracle Cloudで提供しているローコード開発ツールやクラウドネイティブ型サービスを活用し、内製化による社内業務の改善を推進していく。

 「回線開通業務は複数の業務システムを横断して実施する業務であるため、業務効率化を検討するにあたっては、システム改修による統合も選択肢の1つだった。しかし、このためには相当の時間とコストが必要になる。Oracle Cloudを活用したことで、大きなシステム改修を行うことなくデータ連携基盤を低コストで構築できた」(NTT西日本)

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