[新製品・サービス]
インテリジェント ウェイブ、LLMを用いた「IWI日本語校正ツール」を提供
2023年11月17日(金)IT Leaders編集部
インテリジェント ウェイブ(IWI)は2023年11月15日、AI校正クラウドサービス「IWI日本語校正ツール」を提供開始した。公用文向けや用語集によるチェック機能、チームでの管理機能などを備えている。基本機能を備えた無料版と、チェック項目を細かく設定できる有料版がある。有料版の価格(税込み)は1ユーザー月額2000円。
インテリジェント ウェイブ(IWI)の「IWI日本語校正ツール」は、大規模言語モデル(LLM)を用いたAI校正クラウドサービスである。2022年11月に公開したアルファ版から基本機能を向上させ、公用文向けや用語集によるチェック機能、チームでの管理機能などを追加している。基本機能を備えた無料版と、チェック項目を細かく設定できる有料版を提供する。
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原稿は、同ツールの画面上で入力するか、Word、Excel、PowerPointなどの文書ファイルの読み込みが可能である。原稿を入力すると自動で校正が行われる。基本的なチェック要素として、誤字脱字や文法の誤用、二重否定、「ら抜き」などを指摘する。また、AIによる文脈判断も行い、文脈と外れる表記や不自然な表現の改善を提案する(画面1)。
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有料版では、文部科学省/文化庁の文化審議会が制定した「公用文作成の考え方(建議)」2022年1月7日版に即した公用文のチェックが行える。同文書が表記原則とする漢字の使い方、送り仮名の付け方、外来語の表記をチェックする。現代仮名遣いや仮名あるいは漢字での記載が推奨される言葉や用法、常用漢字外の漢字利用、送り仮名、外来語の利用について校正する(画面2・3)。
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有料版ではまた、ユーザー独自の校正ルールを記載した用語集を作成できる。用語集を自社の要件に合わせて編集することで、指摘が必要な用語のチェックや不要な指摘の抑制などが可能である。複数パターンの校正ルールを登録して用途に応じて使い分けられる。複数ユーザーで利用する場合、チーム内で校正ルールを共有可能である(画面4)。
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