[市場動向]
「エンドユーザーが求める分析アプリを簡単に作れる」─SnowflakeがPython GUIライブラリ「Streamlit」の価値を説明
2023年12月20日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
Snowflakeは2023年12月19日、説明会を開き、クラウドDWH「Snowflake」上でオープンソースのPython GUIライブラリ「Streamlit(ストリームリット)」を活用するメリットを解説した。Python環境が手元になくても、Snowflake画面上でStreamlitを使って開発を行える。米SnowflakeはStreamlitの開発元を2022年に買収しており、Streamlitの共同創業者/COOのアマンダ・ケリー氏が説明を行った。
「Streamlit(ストリームリット)」は、オープンソースのPython GUIライブラリで、データ分析系のWebアプリケーションフレームワークとして広く利用されている。Pythonのみを使って簡単なコーディングでWebアプリケーションやフロントエンドのGUIを作成できる(画面1)。
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米Snowflakeは、開発元の米Streamlitを2022年に買収している。以降もオープンソースソフトウェアとして公開しており、任意のPython環境にPipやAnacondaのパッケージとして導入できる。
SnowflakeにはStreamlitが標準で組み込まれており(Streamlit in Snowflake)、Python環境が手元になくても、Snowflake画面上でStreamlitを使って開発を行える(図2)。
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Streamlitの共同創業者/COO(最高執行責任者)のアマンダ・ケリー(Amanda Kelly)氏(写真1)は、Streamlitの価値を、データからアプリケーションを高速に作り出せることと説明。「データチームとエンドユーザーのインタラクションが高速になる。データチームに依頼すると即座に、ユーザーにとって可視化・分析しやすいGUIを作成してくれる」という。
ケリー氏は、データがスプレッドシートに羅列されたままでは活用されないと指摘。「エンドユーザーが見たい切り口のグラフになっていなければ、結局役に立たない」(同氏)。一般に、この分野のフロントエンド開発知識がなければデータの可視化は難しいが、Streamlitでは、データチーム/エンジニア自身が可視化アプリを作成できるようにしてこの問題を解決したという(図3)。
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Snowflakeでは、Streamlitの基本知識・操作を学べるトレーニングプログラムを提供している。ワークショップのガイドに従って操作することで、Streamlitを用いたGUIアプリケーションを開発できる(図4)。
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