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「ヤマハネットワーク技術者認定試験」に上級試験を追加
2024年2月8日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ヤマハは2024年2月8日、「ヤマハネットワーク技術者認定試験(Yamaha Certified Network Engineer:YCNE)」に上級試験「YCNE Advanced CORE ★★★」を追加した。既存の初級試験「YCNE Basic★」、中級試験「YCNE Standard★★」に続く試験で、同年2月20日に申し込みを開始し、同年3月1日に試験を開始する。
「ヤマハネットワーク技術者認定試験(Yamaha Certified Network Engineer:YCNE)」は、ルーター/スイッチの開発元であるヤマハによるネットワーク技術者の公式認定制度である。技術者のスキルアップを目的に、同製ネットワーク製品の知識やネットワーク技術を評価・認定する(関連記事:ヤマハ、公式認定制度「ヤマハネットワーク技術者認定試験」を2021年6月に開始)。
ヤマハはこれまで、ネットワークの基礎知識が中心の初級試験「YCNE Basic★」(2021年6月開始)と、ヤマハ製品の運用実務経験者を想定した中級試験「YCNE Standard★★」(2022年11月開始)を提供してきた(関連記事:ヤマハ、公式認定制度「ヤマハネットワーク技術者認定試験」に中級試験を追加)。
今回、最上位レベルの試験として、ルーター/スイッチを中心としたWAN/LANの技術を認定する上級試験「YCNE Advanced CORE ★★★」を開始する。中・大規模ネットワークを構築・運用可能な技術/スキルを有する技術者を対象にしている。2024年2月20日に申し込みを開始し、同年3月1日に試験を開始する(表1)。
上級試験は、「特定の分野とスキルを掘り下げ、より詳細な知識とスキルを習得し、各種のネットワーク構成に対して構築・運用できるようになること」を目的としている。2025年以降に、認定対象となる技術に対応する試験を順次開始する予定である。
上級試験の公式教本は、『ヤマハルーター&スイッチによる実践ネットワーク技術と設計』(マイナビ出版)。出題範囲に関する技術と知識を用いて、ヤマハ製品を活用したネットワーク設計・構築について解説している。
試験名称/レベル | Yamaha Certified Network Engineer Advanced CORE ★★★ | |
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対象者 |
ネットワーク運用保守に関して深い知識と理解を持つエンジニア |
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問題数 | 50問 | |
出題形式 | 選択問題 | |
試験形態 | コンピュータによる試験(CBT) | |
試験時間 | 60分 | |
合格基準 | 7割程度の正解(合格基準は 試験問題の更新などにより変動) | |
出題範囲 | ネットワーク構築 | ヤマハルーター機能 |
ヤマハスイッチ機能 | ||
ネットワーク設計 | ||
ネットワーク運用管理 | SNMP、障害対応 | |
ネットワーク可視化 | ||
セキュリティ基礎 | ファイアウォール | |
VPN | ||
認証 | ||
受験料(税込み) | 社会人/一般:1万4850円、学生:9900円 |