ヤマハは2022年10月31日、「ヤマハネットワーク技術者認定試験(Yamaha Certified Network Engineer)」(YCNE)のラインアップを拡充し、新たに中級試験「YCNE Standard★★」を発表した。同年11月29日に開始する。2021年6月に開始した初級試験「YCNE Basic★」に次ぐ2番目の試験になる。今後、上級試験「YCNE Advanced★★★」も予定している。
ヤマハの「ヤマハネットワーク技術者認定試験(Yamaha Certified Network Engineer)」(YCNE)は、ルーター/スイッチを開発・提供しているヤマハによる、ネットワーク技術者の公式認定制度である。技術者のスキルアップを目的に、ヤマハ製ネットワーク製品の知識やネットワーク技術を評価・認定する(関連記事:ヤマハ、公式認定制度「ヤマハネットワーク技術者認定試験」を2021年6月に開始)。
YCNEではまず、2021年6月に、ネットワークの基礎的な知識を中心とした初級試験「YCNE Basic★」の試験を開始した。今回、試験のラインアップを拡充し、新たに中級試験「YCNE Standard★★」を追加した形である(記事末の表1)。中級試験では、実際にヤマハ製品を提案・構築するエンジニアなど、すでに実務経験のある人の受験を想定している。企業ネットワークの設計にあたって、導入先に要件をヒアリングしたうえで機器を選定可能な知識とスキルを習得していることを認定する。
中級試験の公式書籍は『ヤマハルーター&スイッチによるネットワーク構築 標準教科書』(マイナビ出版)である。中級試験の出題範囲を網羅しつつ、ヤマハ製ネットワーク製品の各種機能や設定方法を詳細に解説している。これからヤマハネットワーク製品を使う人や、すでにヤマハ製ネットワーク製品を提案・構築しているエンジニアの参考書として活用できるとしている。
今後は、初級試験「YCNE Basic★」と』中級試験「YCNE Standard★★」に続き、上級試験「YCNE Advanced★★★」を2023年秋以降に開始する予定である。また、会員制コミュニティサイト「ヤマハネットワークエンジニア会(YNE)」でのeラーニングを拡充する予定である。
試験名称 レベル |
Yamaha Certified Network Engineer Standard(★★) |
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対象者 |
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問題数 | 75問 | |
出題形式 | 選択問題 | |
試験形態 | コンピュータを使った試験(CBT) | |
試験時間 | 90分 | |
合格基準 | 7割程度の正解(※合格基準は、 試験問題の更新などにより変動することがある) | |
出題範囲 | 1.ネットワーク基礎 | アプリケーション層、ルーティング |
2.ネットワーク構築 | ネットワーク機器の導入と設定、冗長構成、VLAN構築 | |
3.ネットワーク運用管理 | SNMP、ネットワーク可視化 | |
4.セキュリティ基礎 | ファイアウォール、VPN | |
受験料(税込み) | 社会人/一般:1万9800円、学生:1万3200円 |