[調査・レポート]

2024年2月28日(水)IT Leaders編集部

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　アイ・ティ・アール（ITR）は、国内のIGA（Identity Governance and Administration：IDガバナンス管理）製品・サービス市場における規模の推移と予測を発表した。調査対象となるIGAを「ID管理に加えて、ワークフローによるIDライフサイクル管理、プロビジョニング、適切なアクセス制御とIDの棚卸し、監査の各機能を含む製品・サービス」としている。

図1：国内のIGA（IDガバナンス管理）市場における規模の推移と予測（2021～2027年度予測）（出典：アイ・ティ・アール）
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　IGA市場の2022年度の売上金額は前年度から58.7％増の11億9000万円で、2023年度は前年度比75.6％増の20億9000万円に達すると予測している。CAGR（2022～2027年度）28.1%で今後も成長し、2027年度には41億円規模に達すると見ている（図1）。

　「クラウドの利用拡大から、過剰あるいは相反する権限の付与による情報漏洩や内部不正が増加しているため、IDの適切な管理とガバナンス、職務分掌などの強化のニーズを受けてISA市場が立ち上がった。セキュリティへの意識が高く、投資に積極的な大企業を中心に導入が拡大している」（ITR）

　ITRは、ID管理にあたっては情報セキュリティポリシーの下、IDの発行・設定・変更・削除を包括的に管理することが必要になると指摘。IGA製品の利用によって、迅速かつミスなく進められる運用・管理できるようになるとしている。