[新製品・サービス]

「iTrust 本人確認」で公的個人認証の導入を容易に、スマホJPKIをWebブラウザ連携で利用─サイバートラスト

ライブラリを組み込んだスマホアプリの用意が不要に

2024年3月28日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2024年3月27日、eKYCサービス「iTrust 本人確認サービス」で、スマートフォンでもWebブラウザさえあれば公的個人認証による本人確認を行えるようにした。スマートフォンにインストールした「マイナポータルアプリ」をWebブラウザ経由で起動して署名する仕組み。EC/Webサービス事業者はスマホアプリを用意する必要なく、容易に公的個人認証を導入できる。

 サイバートラストの「iTrust 本人確認サービス」は、マイナンバーカードに格納されている公的個人認証(JPKI)の電子証明書を用いて本人を認証するeKYC(オンライン本人確認)クラウドサービスである。これまで本人確認書類の郵送など書面ベースで行っていたプロセスを電子化する(関連記事サイバートラストとLiquid、「マイナンバーカード機能のスマホ搭載」に対応した本人確認サービス)。

 オプションで、マイナンバーカードに搭載の電子証明書や、スマートフォンに搭載のマイナンバーカード機能(スマホJPKI)に格納した電子証明書を読み取る「eKYC ライブラリ」を提供している。同ライブラリを組み込んだスマホアプリからこれらの電子証明書を読み取って本人認証を行う(関連記事サイバートラスト、WindowsアプリからマイナンバーカードのICチップ情報を読み出し可能に)。

図1:「iTrust 本人確認サービス」におけるスマホJPKIによる本人確認の仕組み(出典:サイバートラスト)
拡大画像表示

 今回、iTrust 本人確認サービスで、Webブラウザさえあればスマートフォンで公的個人認証による本人確認を行えるようにした。EC/Webサービス事業者は、eKYC ライブラリを組み込んだスマホアプリを用意することなく、容易にスマートフォン向けに公的個人認証を導入できる(図1)。

 Webブラウザ経由で、スマートフォンの「マイナポータルアプリ」を起動するとスマホJPKIが動作し、マイナポータルアプリが電子証明書を読み取って電子署名する。この仕組みのために必要なマイナポータルアプリと連携するアプリケーションを、iTrust 本人確認サービスのWebアプリケーションに追加している。

関連キーワード

サイバートラスト / 公的個人認証サービス / eKYC / マイナンバー / EC

関連記事

トピックス

[Sponsored]

「iTrust 本人確認」で公的個人認証の導入を容易に、スマホJPKIをWebブラウザ連携で利用─サイバートラストサイバートラストは2024年3月27日、eKYCサービス「iTrust 本人確認サービス」で、スマートフォンでもWebブラウザさえあれば公的個人認証による本人確認を行えるようにした。スマートフォンにインストールした「マイナポータルアプリ」をWebブラウザ経由で起動して署名する仕組み。EC/Webサービス事業者はスマホアプリを用意する必要なく、容易に公的個人認証を導入できる。

PAGE TOP