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SBテクノロジー、SaaSの利用状況を台帳管理・可視化する「SaaSパトロール」

SaaSから届くメールをスキャンしてシャドーITを検出

2024年5月27日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SBテクノロジー(SBT)は2024年5月27日、SaaS管理サービス「SaaSパトロール」を提供開始した。社内のSaaS利用状況を可視化/一元管理し、セキュリティリスクを軽減する。Excelによる管理から脱却可能である。メール監視によってシャドーITも検知する。価格(税別)は、月額8万円から。

 SBテクノロジー(SBT)の「SaaSパトロール」は、社内のSaaS利用状況を可視化するサービスである。台帳にSaaSと利用ユーザーを登録して管理する。Excelによる管理を代替する。退職したのに削除し忘れているユーザーも可視化するとしている(画面1)。

画面1:SaaSの台帳管理画面(出典:SBテクノロジー)
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 SaaSごとに利用方針(許可、要申請、禁止)を定めたサービスカタログを社内に公開する機能も持つ。これにより、許可サービスの利用を促進し、禁止サービスの利用を抑止する。

 メールシステムと連携させることで、SaaSから届く各種通知メールをスキャンして利用ユーザーを検知する。禁止サービスを利用している社員や、未許可のままサービスを利用している社員を、シャドーITとして可視化する(画面2)。

画面2:メールをスキャンしてSaaSと利用ユーザーを検出している画面(出典:SBテクノロジー)
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 2024年夏以降、資産管理ツールとも連携する。これにより、社内ネットワークを経由しないSaaS利用や、個人メールアドレスを用いたSaaS利用も検知可能になる予定。また、より精度高くシャドーITを可視化できるようにするほか、分析ダッシュボードも提供する。

 「SaaSの利用企業が増える中、SaaSを適切に管理していないことによる情報漏洩事故が増えている」(SBT)。同社が実施したアンケート調査では、社内のSaaS利用を「一部のみ把握している」または「まったく把握していない」と回答した人が約半数(48.4%)を占める。

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SBテクノロジー / IT資産管理 / SaaS / シャドーIT

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