SCSKは2024年6月13日、ノーコード開発ツール「CELF(セルフ)」にWeb APIを実装し、同年6月21日から提供すると発表した。外部システムからCELFのWeb APIを介してCELFのデータにアクセス可能である。
SCSKの「CELF(セルフ)」は、Excelなどの表計算ソフトウェアに似た操作性でWebアプリケーションを作成・利用できるノーコード開発ツールである。予算実績管理や見積・案件管理、マスター管理などデータを扱う業務に向く。他の業務パッケージとのデータ連携機能や、定型的な処理を自動実行するRPA機能(オプション)も用意している(関連記事:SCSK、ノーコード開発ツール「CELF」で開発したアプリをWebブラウザから利用可能に)。
今回、CELFで管理しているデータに外部システムからアクセスするためのWeb APIを実装した。REST APIで、リクエストとレスポンスの転送データはJSON形式となる。これにより、CELFに蓄積したデータをBI(ビジネスインテリジェンス)ツールで分析したり、CELFを中継して基幹システムのデータを一括登録・更新したりすることができる(図1)。
CELFのWeb APIを介して、以下のデータ操作が可能である。
- テーブルデータの一件取得
- テーブルデータの検索
- テーブルデータの一件登録/更新/削除
- テーブルデータの複数件一括登録/更新/削除
Web APIは、標準では同時アクセス数や呼出回数などに制限がある。制限を超えて利用する場合は、別途有料で対応する。