[新製品・サービス]

ExcelやAPI連携で使える文字列変換ツール「AI JIMY Converter」─シー・システム

住所表記ゆれ修正、要約、翻訳など39機能を提供

2024年8月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

シー・システムは2024年8月20日、文字列変換ツール「AI JIMY Converter」を提供開始した。ExcelやGoogleスプレッドシートなどの外部関数(WEBSERVICE関数)の仕組みを用いて、文字列の修正や表記ゆれの統一作業を生成AIを使って自動化する。また、汎用のWeb APIとして利用することで、各種アプリケーション/ツールに文字列変換機能を追加できる。

 シー・システムの「AI JIMY Converter」は、文字列の修正や表記ゆれの統一作業を、生成AI(ChatGPT/GPT-4o)を用いて自動化するツールである。ExcelやGoogleスプレッドシートなどで利用可能な外部関数(WEBSERVICE関数)の仕組みを用いている。また、汎用のWeb APIとして利用することで、各種アプリケーション/ツールに文字列変換機能を追加できる。

 「ExcelやGoogleスプレッドシートを使って顧客リストや商品データ、取引先情報などを管理する際、人の手でデータを入力・修正していると打ち間違いのリスクがあり、作業効率が低下する。一方で、文字列の修正・変換を生成AIで行うシステムを別途構築するのは手間がかかる」(同社)。こうした問題を解決すべく、Web API型のサービスとしてAI JIMY Converterを開発したという。

 リリース時点で利用可能な機能は、日付表記の変換などの「ノーマル機能」(11種類)、要約や翻訳などの「ゴールド機能」(28種類)の計39種類を用意。利用頻度が高いと思われる機能を以下に挙げている。

  • 住所表記の正規化「normalize-address」(ゴールド機能)
  • 文字列から住所を抽出「extract-address」(ゴールド機能)
  • 人名を姓と名に分割「spirit-person」(ゴールド機能)
  • 住所から市区町村より後の住所を取得「get-address-parts4」(ゴールド機能)
  • 時刻を12時間形式から24時間形式に変換「convert-24hour」(ノーマル機能)
  • 指定したキーワードの概要文を作成「genelate-summary」(ゴールド機能)

 画面1は、住所表記を正規化して表記ゆれを解消する機能「normalize-address」の利用画面である。

画面1:住所表記を正規化する機能「normalize-address」をExcelから外部関数として使っている様子(出典:シー・システム)
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 画面2は、文書内の人名を抽出する機能「extract-person」の利用画面である。契約書や申込書に含まれる人名を調べるときに役立つ。

画面2:文章内の人名を抽出する機能「extract-person」をExcelから外部関数として使っている様子(出典:シー・システム)
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 画面3は、文章を要約する機能「summarize-text」の利用画面である。

画面3:文章を要約する機能「summarize-text」をExcelから外部関数として使っている様子(出典:シー・システム)
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  APIの利用上限などに応じて3プランを用意している。価格(税別)は、「スタンダード」プランが月額3万円で、API利用上限はノーマル機能が1日10万回、ゴールド機能が1日300回。「専用AI」プランが要問い合わせ(初期費用は200万円から、月額30万円から)で、API利用制限なし。「フリー」プランが無料で、API利用上限はノーマル機能が1日1000回、ゴールド機能が1日30回。

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シー・システム / Excel / 生成AI / API / Google Workspace / SaaS / ChatGPT / GPT

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