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JR東海、メインフレームの基幹システムをオープン化、COBOLをJavaにリライト

2024年9月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

JR東海(東海旅客鉄道、本社:愛知県名古屋市)は、メインフレーム上で稼働していたCOBOLによる基幹系システムをJavaに変換し、オープンシステムに移行した。Javaへの変換に、TISのリライトツール「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を採用し、TISとジェイアール東海情報システムが移行作業を支援した。TISが2024年9月25日に発表した。

 東海地方を中心に旅客鉄道などを運営するJR東海(東海旅客鉄道)は近年、脱メインフレームに取り組んでいる。2019年に、長年運用のメインフレームにおいてプログラム資産の40%を占めていた事務関係システムを分離。2021年2月には、COBOLアプリケーションをJavaに変換するオープン化プロジェクトを開始し、2023年11月に移行が完了した(図1)。

図1:JR東海によるメインフレームオープン化プロジェクトの概要(出典:TIS)

 COBOLをJavaに変換するリライトツールに、TISの「Xenlon~神龍(シェンロン)モダナイゼーションサービス」を利用。TISとジェイアール東海情報システムが移行作業を支援した(関連記事TIS、メインフレームの旧式システムをオープン環境に移行して現代化するサービスをメニュー化)。

 基幹系システムのオープン化によって、JR東海は運輸収入や輸送統計など主要処理の継続性を確保。COBOL技術者が不足している問題を解消し、システム運用コストの削減、保守性の向上を図っている。

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