[新製品・サービス]
秘密分散による情報漏洩対策ストレージ新版「ZENMU Virtual Drive 2.0」、仮想ドライブのサイズを拡張可能に
2024年9月30日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
ZenmuTechは2024年9月30日、秘密分散方式を採用した情報漏洩対策ストレージサービスの新版「ZENMU Virtual Drive Enterprise Edition(ZEE)2.0」をリリースした。新版では、仮想ドライブのサイズを拡張可能にした。価格(税別)は月額1800円で契約は1年単位。
ZenmuTechの「ZENMU Virtual Drive」は、データを分割して無意味化する秘密分散方式を採用した情報漏洩対策ストレージサービスである(図1、関連記事:秘密分散による情報漏洩対策「ZENMU Virtual Drive」新版、海外展開企業向けに英語UIを追加)。
図1:「ZENMU Virtual Drive」の概要(出典:ZenmuTech)拡大画像表示
ファイルを2つに分割し、1片をPCの内蔵ディスクに、もう1片を専用のクラウドストレージ(ZENMUクラウドサービス)やUSBメモリーなどの外部ストレージに分散保管する仕組み。2片が揃わないとデータを読み取れないので、1片が漏洩しても情報は漏洩しない。また、管理者が遠隔でロックすることで、PCのデータへのアクセスを不能な状態にできる。
Windows 10/11上に専用のクライアントソフトウェアをインストールして使う。Windows上に作成した仮想ドライブ(ZENMUドライブ、標準設定ではZドライブ、作成時にサイスを指定)が秘密分散の対象になる。ファイルをZENMUドライブに保存すると、自動的にデータを分散保存する仕組みである。
今回の新版では、仮想ドライブのサイズを、作成後に変更(拡張)できるようにした。これまでは、仮想ドライブを作り直さない限り、サイズの変更はできなかった。これを改良した。なお、サイズ拡張後のダウングレードはできない。新版ではまた、オフラインストレージのファイルパス設定に環境変数を使えるようにしたほか、デスクトップアイコンがWindowsによって自動整列されたときでも可能な限り元の位置に復元されるようにした。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



