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AIデータ分析ツール新版「dotData Insight 1.2」、テキストデータから特徴量を抽出可能に

2024年11月15日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米dotDataは2024年11月15日、データ分析ツール新版「dotData Insight 1.2」を発表した。新版では、テキストデータから特徴量を抽出できるようになった。SQLによるデータの前処理や、APIによる操作も可能になった。

 米dotDataの「dotData Insight」(画面1)は、特徴量自動設計とAIを組み合わせたクラウド型データ分析ツールである。AIがデータに見られる特徴量(パターン)を自動で設計・抽出し、それを生成AIが解釈してデータから洞察を読み解いて説明する。ユーザーは、この説明について生成AIと対話しながら、ビジネス施策などを導き出すことができる(関連記事AIデータ分析「dotData Insight」に月額5万円からの中堅中小企業限定「Lite」を追加)。

画面1:クラウド型データ分析ツール「dotData Insight」の画面例(出典:米dotData)
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 事業部門のユーザーに向けて提供している。「利用にあたって統計やAIの知識は不要。BIツールのように、データと分析の目的を指定すれば、だれもが簡単にデータからインサイトを抽出できる」(dotData)。どんなテーマで何を分析すべきかについて、業務の悩みや改善したい点を生成AIへ伝えるだけで企画案が得られるという。

 新版の「dotData Insight 1.2」では、非構造化データであるテキストデータから特徴量を抽出できるようになった。営業日報、顧客レビュー、コールセンター記録、人事インタビューなどからパターンを抽出し、数値データやカテゴリデータ、時系列データなどの構造化データと組み合わせて洞察を得られる。

 APIを正式にサポートし、Web画面を操作しなくてもデータのインポートや特徴量セグメントの探索、スコアカード算出など、主要な操作をAPIで利用できるようになった。

 テーブル変換機能が加わり、dotData Insight内でSQLを用いたデータの前処理が可能になった。用途に応じて、リアルタイム処理とバッチ処理のクエリーを自動生成する。

 重み付きスコアカード機能が加わり、特徴量セグメントごとに、ユーザーの業務知識やビジネス背景を考慮してスコアを調整できるようになった。重みを自動で最適化する機能も備える。スコアカードの長所である解釈性の高さと、分析精度を両立させたとしている。

 なお、dotDataは、データ分析部門/データサイエンティスト向けに「dotData Enterprise」を提供している。データの特徴量自動設計まではdotData Insightでも可能だが、dotData Enterpriseは、特徴量自動設計、マシンラーニングを含めてAI予測モデル開発全体を自動化する(関連記事AIデータ分析ソフト新版「dotData Enterprise 3.2」、JDBCでBIツールと連携)。

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