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OSSの生成AIアプリ開発ツール「Dify」の利用環境をクラウド上に構築するSI─JTP

ローカル環境で独自のAIエージェントを開発可能

2025年1月22日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

JTPは2025年1月22日、生成AIアプリケーション開発環境のSIサービス「Third AI Dify構築支援ソリューション」を発表した。LLMを用いるAIアプリをローコードで開発可能なオープンソースのツール「Dify」の利用環境を構築する。ユーザーが契約するクラウド環境にシングルテナント/コンテナ構成で構築して安全に運用できるようにする。

 JTPの「Third AI Dify構築支援ソリューション」は、生成AIアプリケーションの開発環境をクラウド上に構築するSIサービスである。大規模言語モデル(LLM)を用いるAIアプリをローコードで開発可能なオープンソースのツール「Dify(ディファイ)」の利用環境を構築する(図1)。

図1:生成AIアプリ開発ツール「Dify」の利用環境を構築するサービスの概要(出典:JTP)
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 Difyの利用環境をクラウド上にシングルテナント型かつコンテナ構成で構築する。これにより、自社データや社内システムと連携したAIアプリをより安全に構築・運用できるとしている。導入後はユーザーの要望に応じたサポートを提供する。

 Difyは操作性のよさが支持されており、プログラミングの知識がなくてもチャットボットや文書生成アプリ、社内データを検索するRAG(検索拡張生成)システムなどを構築できる。外部連携用のAPIを実装すれば、AIアプリと社内の既存システムとの連携が可能。また、OSSとして公開されているため、ユーザーの需要に応じたAIエージェントをカスタマイズ型で開発することもできる。

 「複雑かつ特定のタスクを自律型で実行するAIエージェントの需要が高まり、それを内製開発できる開発ツールとしてDifyの導入例が増えている。しかし、社内データの活用には利用環境の安全性確保が不可欠であり、このことが導入のハードルとなっている」(JTP)ことからSIサービスを提供する。

関連キーワード

JTP / Dify / SI / 生成AI / ローコード

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