[事例ニュース]

トヨタグループ、社内共通データベース基盤にExadata Cloud@Customerを導入

社内システムのデータベース環境を集約・統合

2025年2月5日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

トヨタ自動車を中核とするトヨタグループは、基幹システムのデータベース環境を「Oracle Exadata Cloud@Customer」で刷新し、共通基盤化する。定常的なパッチ適用やバージョンアップを効率化する。日本オラクルが2025年2月5日に発表した。

 トヨタ自動車を中核とするトヨタグループは、基幹業務システムのデータベース環境を刷新し、共通基盤化する。まず、トヨタ自動車が利用している数百の社内システムを対象にデータベース環境を更新・集約・統合し、定常的なパッチ適用やバージョンアップを効率化する。

 トヨタグループのシステム構築を担うトヨタシステムズでは、これまでオンプレミス環境のOracle Databaseを各アプリケーション担当が個々に運用していた。今回、性能向上、セキュリティ強化、運用効率化、コスト削減を目的に、データベース基盤を統合し、運用管理を一元化・共通化。データベース基盤に「Oracle Exadata Cloud@Customer」を採用した。

 Exadata Cloud@Customerは、顧客企業のデータセンターにExadataハードウェアを設置し、オラクルが運用管理を担う環境を従量課金型で利用できるサービス。機密データを自社データセンター内に保持したまま、アプリケーションサーバーと低遅延で接続可能。運用の自動化により、アプリケーションの安定性とセキュリティ性能を確保するとしている。

 トヨタシステムズは2024年10月に共通データベース基盤の構築を完了、既存システムからのデータベース移行に着手している。稼働後の定常的なパッチ適用やデータベースのバージョンアップにはテストツール「Oracle Real Application Testing」を活用する。今後は、Oracle Database 23aiにバージョンアップし、基幹システムのデータを集約し、AIを活用しやすくする。

関連キーワード

トヨタ自動車 / Oracle Database / Exadata / プライベートクラウド / Oracle / 製造 / 自動車 / 愛知県 / 豊田市 / トヨタシステムズ

関連記事

トピックス

[Sponsored]

トヨタグループ、社内共通データベース基盤にExadata Cloud@Customerを導入トヨタ自動車を中核とするトヨタグループは、基幹システムのデータベース環境を「Oracle Exadata Cloud@Customer」で刷新し、共通基盤化する。定常的なパッチ適用やバージョンアップを効率化する。日本オラクルが2025年2月5日に発表した。

PAGE TOP