省電力のための空調制御AIを開発するSOINN(ソイン)は2025年3月3日、さくらインターネットの石狩データセンターにおいて、省電力AIモデルの実証実験を開始したと発表した。石狩データセンターの室温管理データを学習させたAIモデルを構築して、サーバールームの空調制御を自動化する。実証実験を通じてエネルギー効率の向上や運用管理の省力化への可能性を検証する。
省電力のための空調制御AIを開発するSOINN(ソイン)は、さくらインターネットが運用する石狩データセンター(北海道石狩市)において、省電力AIモデルの実証実験を2025年3月3日~3月31日の期間で実施する。
石狩データセンターの室温管理データを学習させたAIモデルを構築して、サーバールームの空調制御を自動化する。実証実験を通じて、エネルギー効率の向上や運用管理の省力化への可能性を検証する。
SOINNの主力製品である省電力AIモデル「E-1」により、軽量なマシンラーニング(機械学習)モデルを複数組み合わせて空調を効率的に制御するとしている。中央制御と個別制御のいずれの空調にも対応できるほか、デマンド制御や熱源の最適運転との併用、照明の最適制御なども可能という(画面1)。
画面1:「E-1」のエネルギー需要予測画面例(出典:SOINN)拡大画像表示
建物の空調、照明、防災設備などの制御システムを統一して管理するBAS(ビルオートメーションシステム)向けのネットワーク通信プロトコル「BACnet(Building Automation and Control Networks)」に準拠している。同規格に対応した施設への導入が容易である。
実験フィールドとなる石狩データセンターは、北海道の外気を活用した外気冷房や再生可能エネルギー100%による運用など、環境負荷を低減する取り組みを推進している。さくらインターネットは、こうした取り組みの一環として、より省電力なデータセンター運用を実現するためにSOINNと協業する。
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