[新製品・サービス]
Illumio、CDR「Illumio Insights」を発表、Azure上の通信を監視して脅威を検知/対処
2025年4月17日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
米Illumioは2025年4月14日(米国現地時間)、CDR(クラウド脅威検知・対処)サービス「Illumio Insights」を発表した。Microsoft Azureの管理基盤と通信し、クラウド上で動作しているサーバー間の通信内容を監視・分析し、サイバー攻撃を検知する。2025年後半に提供を開始する予定である。
米Illumio(イルミオ)の「Illumio Insights」(画面1)は、CDR(Cloud Detection and Response:クラウド脅威検知・対処)サービスである。リリース時はMicrosoft Azureを監視対象とし、2025年後半の提供を予定する。
CDRとして、Microsoft Azureの管理基盤と通信し、クラウド上で動作しているサーバーの通信内容を監視・分析し、マルウェアの拡散活動などのサイバー攻撃を検知する。検知した脅威に対しては、Azureとの連携によってサーバーを切り離すなどして封じ込める。
画面1:「Illumio Insights」の画面例。悪意のある接続元IPアドレスとプロトコルを表示している(出典:米Illumio)拡大画像表示
Illumioの既存製品に、サイバー攻撃を未然に阻止するマイクロセグメンテーション(ホスト単位のアクセス制御)サービス「Illumio Segmentation」がある。個々のホストにエージェントソフトウェアをインストールし、ホスト同士の通信を細かく制御する仕組みを持つ(関連記事:Illumioが日本で事業開始、ホスト間通信を細かく制御するマイクロセグメンテーションでマルウェア拡散を阻止)。
Illumio Segmentationは、ホスト同士の通信内容(IPアドレス/ポート番号などのフロー情報)を収集してマップ化・可視化する機能と、アクセス制御ルールを個々のホストOSに適用する機能で構成する。これにより、本来は必要のない通信パスなどを把握して塞ぐことが可能になる。なお、パブリッククラウド環境のホストについては、パブリッククラウドの管理機能と連携することで、エージェントレスで可視化/アクセス制御を行う。
新製品のIllumio Insightsは、実際に発生したサイバー攻撃を検出・対処する。Illumio Segmentationが事前予防を担い、Illumio Insightsは事後対応を担うという補完関係にある。それぞれ別個の製品だが、管理画面は共通である。
Illumio Segmentationと同様、ホスト間の通信内容(フロー情報その他)をマップ化/可視化して、通常とは異なる行動(マルウェアの拡散活動などのサイバー攻撃)を検知する。検知した脅威に対しては、外部システムとの連携によって、サーバーを切り離すなどして封じ込める。
Illumio / CDR / クラウドセキュリティ
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