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ベネッセ、DX人材育成/リスキリングを支援する診断型の学習促進プログラム「DXスタートスタディ」

経産省・IPA策定の「DXリテラシー標準」に準拠

2025年4月23日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ベネッセコーポレーションは2025年4月23日、法人向け教育プログラム「DXスタートスタディ(略称:スタスタ)」を提供開始した。法人向けオンライン動画学習サービス「Udemy Business」の導入企業を対象に無料で提供する。DXに初めて携わる社員を対象に学習動機の形成を支援する。コンテンツの内容は、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が策定した「DXリテラシー標準(DSS-L)」の全項目に準拠している。

 ベネッセコーポレーションの「DXスタートスタディ(略称:スタスタ)」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)に初めて携わる社員を対象に学習動機の形成、学習/リスキリングの促進を支援する教育プログラムである。法人向けオンライン動画学習サービス「Udemy Business」の導入企業を対象に無料で提供する。

図1:「DXスタートスタディ」の導入プロセス(出典:ベネッセコーポレーション)
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 DXスタートスタディでは、DXの基礎力を把握すると共に、診断結果に基づいた解説動画や再診断などによって「次に何を取り組むべきか」を明確化し、自律的な学習を支援する(図1)。

 診断の導入部分ではマンガを用いて、DXの知識を業務に活用することの価値を受講者に分かりやすく伝え、主体的に取り組むきっかけを促す(図2)。

図2:「DXスタートスタディ」導入マンガのイメージ(出典:ベネッセコーポレーション)

 受講者のDXの基礎力について、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が策定した「DXリテラシー標準(DSS-L)」をベースに診断する。セルフチェックでは、DXに対する受講者の「マインド・スタンス」を確認する。その後の「知識テスト」で、「Why(DXの背景)」「What(DXで活用するデータと技術)」「How(データと技術の活用方法)」に関連したDXの基礎力を約20分で診断する(図3)。

図3:DXリテラシー標準(DSS-L)の全体像(出典:経済産業省)
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 DX基礎診断で正答率が低かったカテゴリーに対しては、Udemy Businessの解説動画を受講者にレコメンドする(画面1)。再診断前後でのスコアの動きを把握することで、学習効果を可視化できる。また、学習が進まない受講者へのリマインドがしやすいように、進捗段階ごとに未完了者のリストを抽出できる。リマインドメールのテンプレートも用意している。

 DXスタートスタディはDXの基礎知識の習得と自律学習の支援に注力している。その後、より専門性の高いDXスキルの習得を目指す受講生には、ベネッセの他教育プログラムを、組織の状況や育成方針に応じてカスタマイズして提供するとしている(関連記事「従業員の学び」と「組織の成果」は明確に結びついているか?─ベネッセ、村田製作所の共同調査)。

画面1:DX基礎診断の結果を表示している画面(出典:ベネッセコーポレーション)
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