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ウィズセキュア、Azure環境での脅威検知とガイド付き対応を行う「Elements XDR Cloud Security」を発表

中堅・中小企業のセキュリティ対策を支援

2025年5月22日(木)神 幸葉(IT Leaders編集部)

ウィズセキュア(WithSecure)は2025年5月22日、クラウド環境の脅威検知・調査サービス「WithSecure Elements XDR Cloud Security」を発表した。Microsoft AzureからのクラウドイベントとEntra IDのIDシグナルを組み合わせた「Broad Context Detections」により強化されたAIを活用して脅威検知・調査を行う。 AIアシスタント「Luminen」の作業支援で、セキュリティ人材リソースに制約のある中堅・中小企業でも高度な脅威検知・調査が可能になるとしている。

 ウィズセキュア(WithSecure)は、クラウド環境におけるサイバー脅威検知・調査サービス「WithSecure Elements XDR Cloud Security」(画面1)を発表した。

画面1:サイバー脅威検知・調査サービス「WithSecure Elements XDR Cloud Security」の画面例(出典:ウィズセキュア 公式YouTubeチャンネル)
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 「クラウドの導入が進み、多くの企業が専門的な知識を必要とする複雑なセキュリティツールに苦戦し、重要なデータや業務がリスクにさらされている」と、フィンランド・ウィズセキュア XDRプロダクトマネジャーのジェニファー・ホワース(Jennifer Howarth)氏は指摘する。

 同氏によると、2024年には、IDに起因する攻撃が前年の400%に達したという。「フィッシング、クッキーの盗難、APIキーの悪用など、サイバー攻撃者は検知を回避する新しい方法を常に模索している。Elements XDRは、攻撃の連鎖全体にわたって点と点を結びつけ、攻撃の全体像を把握できるようにする」(ホワース氏)。

 今回発表したElements XDR Cloud Securityは、Microsoft AzureからのクラウドイベントとEntra IDのIDシグナルを組み合わせた「Broad Context Detections(BCD)」技術によって強化されたAIを活用し、脅威検知・調査を行う。

 ウィズセキュアのAIアシスタント「Luminen」がユーザー企業の作業を支援する。セキュリティインシデントの解説と対応策などを提示して、脅威分析に必要な時間と労力を軽減する。

 ウィズセキュアは、Elements XDR Cloud Securityの導入で得られる主なメリットとして、クラウドへのスムーズな移行のサポート、データ漏洩による経済的損失の最小化、クラウド運用における運用プロセスの強化の3つを挙げている。

 ホワーズ氏は、クラウドインフラの普及により、攻撃対象領域がより拡大し、複雑化してきていることを指摘し、同サービスがあらゆる規模の企業に有効であることを強調している。「Elements XDR Cloud Securityは、専任のクラウドセキュリティチームを持たない中堅・中小企業においても、高度な脅威検知を利用できるように設計している。スキル面でのギャップを埋め、実践的なインサイトを提供していく」(同氏)

 同社日本法人によると、Elements XDR Cloud Securityの日本での提供時期は現時点で未定である。

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