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メシウス、ファイル操作APIライブラリ「DioDocs」新版、PDFから表データを抽出・出力可能に

2025年6月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

メシウス(旧社名:グレープシティ)は2025年6月25日、Excel/PDFファイル操作ライブラリの新版「DioDocs for PDF V8J SP1」および「DioDocs for Excel V8J SP1」を同年7月9日にリリースすると発表した。新版では、DioDocs for PDFに表データ抽出機能を追加した。検出した表データをExcelやCSV、JSON形式などで出力できる。

 メシウス(旧社名:グレープシティ)の「DioDocs for PDF」および「DioDocs for Excel」は、Excel/PDFファイル作成・編集のためのAPIライブラリである。ExcelやAdobe Acrobatなど他のアプリケーションを使わずに、C#またはVB.NETのコードからExcelやPDFファイルの操作を可能にする。

 新版のV8J SP1では、PDF向けライブラリのDioDocs for PDFにおいて、PDFファイルに含まれる表データを抽出する機能を追加した。抽出したデータはXLSX、CSV、TSV、JSON、XML、HTMLの各ファイル形式で出力可能。ビューワ上で表から抽出するデータの範囲を自由に指定できる。行・列の追加/削除のほか、抽出した表データの表示設定(枠線表示、サイズ拡大・縮小など)が行える(画面1)。

画面1:DioDocs for PDFに追加した表データ抽出機能の利用イメージ(出典:メシウス)
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 新版ではまた、エンドユーザーがPDFファイル上でボタンクリックやマウスオーバーなどの操作を行った際、指定した音声ファイルを再生する機能が備わった。パンフレットやプレゼン資料などに音声解説を入れたり、語学学習教材や朗読教材などで発音確認ができたりと、さまざまな利用が可能である(画面2)。

画面2:DioDocs for PDFに追加したアクションサウンド機能の利用イメージ(出典:メシウス)
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 DioDocs for Excelの新版では、内部アルゴリズムを見直して大量データ処理時の性能を改善した。前版のV8Jと比べて、VLOOKUP関数の処理時間が約99%、UNIQUE関数の処理時間が約70%短縮されるという(表1)。

 1開発ライセンスあたりの年額料金(税込み)は、初年度が37万4000円、次年度以降は18万7000円。

表1:DioDocs for Excel新旧バージョンの性能比較(出典:メシウス)
関数 テストデータ件数 V8J処理時間 V8J SP1処理時間 改善率
UNIQUE 1万2000件 103.2ms 30.03ms 約70.9%短縮
VLOOKUP 5万件 3万649.2ms 245.68ms 約99.2%短縮
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メシウス / ライブラリ / Excel / PDF / Microsoft / Adobe / Acrobat

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