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IIJ、温湿度センサーデータを活用する「センシングデータマネジメント」、商品管理や熱中症対策に向けて提供

2025年7月23日(水)IT Leaders編集部、日川 佳三

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年7月23日、IoTセンサーデータ活用支援クラウドサービス「IIJセンシングデータマネジメントサービス」を提供開始した。各種センサーからの温湿度、雨量などのデータ取得、Web画面を介した管理とデータの可視化、しきい値などによるアラート発報など、センサーデータを業務に活用するために必要な機能群を提供する。料金は取得データや導入規模に応じて個別見積もり。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJセンシングデータマネジメントサービス」は、温湿度、雨量などのセンサーデータを活用するために必要なシステム基盤を提供するクラウドサービスである。主な用途は、商品の温度管理(食品産業、物流業、食品や医薬品などの小売業)や、WBGT(暑さ指数)や雨量などの環境測定による熱中症対策(建設業など)で、まずはこれらに適したセンサーを使えるようにしている(図1)。

図1:IoTセンサーデータ活用支援基盤サービス「IIJセンシングデータマネジメントサービス」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)
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 クラウド上でセンサーデータを管理し、それを視覚的に表示するWebアプリケーションを提供する。センサー機器およびデータの管理と可視化、センサーデータの取得、しきい値と電池残量によるアラート発報など、センサーデータを業務に活用するために必要な機能群を網羅する。

 IIJは、このWebアプリケーションのほか、各種センサー機器、オンプレミス環境でセンサーデータを取得してクラウドに転送するゲートウェイ機器、ゲートウェイからクラウドにデータを転送するためのモバイル(LTE)回線などを提供し、全体でシステム基盤を構成する。センサーやゲートウェイ機器は事前設定のうえで提供する。

 図2は、利用可能なセンサー機器で、発表時点で8種類ある。温湿度、WBGT(暑さ指数)、雨量など環境測定による安全管理に適したセンサーを揃えている。以降、随時追加予定という。

図2:「IIJセンシングデータマネジメントサービス」で利用可能なセンサー(発表時点)(出典:インターネットイニシアティブ)
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 料金は取得データや導入規模に応じて個別見積もりとなる。IIJは以前より、LoRaWAN無線と各種センサーを用いて、農業、製造、食品、物流、建設などの分野で現場環境や事象を測定するための支援サービスを提供している。これまで同社が顧客企業ごとに要件をヒアリングしながら環境を個別構築する過程で蓄積したナレッジを基にパッケージ化し、IIJセンシングデータマネジメントサービスとして提供する。

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