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住信SBIネット銀行、口座開設時の本人確認をICチップ方式に刷新、券面撮影方式は廃止

2026年3月9日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

住信SBIネット銀行(本店:東京都港区)は2026年3月9日、スマートフォンアプリ「d NEOBANK 住信SBIネット銀行アプリ」の本人確認手段を刷新し、ICチップ情報を使えるようにすると発表した。同年3月23日以降順次導入する。これにともない、口座開設時の本人確認手段として、本人確認書類の券面を撮影してセルフィー顔画像と照合する方式を廃止する。

 住信SBIネット銀行は、スマートフォンアプリ「d NEOBANK 住信SBIネット銀行アプリ」の本人確認手段を刷新し、ICチップ情報を使えるようにする。2026年3月23日以降順次導入する。具体的には、マイナンバーカードやその他の本人確認書類(運転免許証、在留カード、特別永住者証明書)のICチップ情報を読み取って電子署名を検証する。これにより、第三者によるなりすましや文書の改竄が行われていないことを確認する。

 ICチップによる本人確認を導入することで、スマートフォンによる本人確認資料の撮影が不要になる。口座開設や各種手続き完了までの時間が短くなるので、手続き後すぐに口座を利用できるようになる。また、偽造本人確認書類による不正口座開設申込を防ぐ効果も期待できる。

 今回の変更にともない、口座開設時の本人確認手段を変更する。まず、本人確認書類の顔画像を撮影してセルフィー顔画像と照合する「スマホで本人確認」機能を廃止する。また、郵送による口座開設時の本人確認書類を住民票に限定する(2026年4月予定)。背景の1つに、犯収法の改正がある。2027年4月以降、本人確認書類とセルフィーを照合する方式が使えなくなり、本人確認書類のICチップ読み取りが義務化される。

 本人確認の仕組みとしては、Liquidのオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を使う。マイナンバーカードの電子証明書を用いた「公的個人認証」(JPKI)や、ICチップ内の顔画像とセルフィーの照合による認証などが可能である(関連記事オンライン本人確認「LIQUID eKYC」、iPhoneのWebブラウザでIC読み取りと顔認証が可能に)。

 住信SBIネット銀行は、2019年に口座開設取引時の本人確認に「LIQUID eKYC」を、2023年からはサービスログイン時の本人認証サービス「LIQUID Auth」を使ってきた。2026年2月にはLIQUID Authの活用を高度化し、不正の疑いのある取引に対して追加で顔認証を実施することを発表している(関連記事住信SBIネット銀行、不正検知システムと顔認証を連動させた新たな不正防止策を導入)。

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