[事例ニュース]

ミドリ安全、全国211拠点で使う「新営業ポータル」が稼働、顧客先で見積もりを作成可能に

PaaS「SAP BTP」を用いて構築

2026年3月13日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

安全靴や作業着を販売するミドリ安全(本社:東京都渋谷区)は2026年3月11日、運用中の「SAP S/4HANA」や周辺システムに蓄積したデータを一元管理する「新営業ポータル」を構築し、稼働を開始したと発表した。日立製作所の支援の下、「SAP Business Technology Platform(BTP)」を用いて構築した。全国211の営業拠点で必要になる情報を一元管理して、提案の質とスピードの向上を図る。

 ミドリ安全は、全国211拠点の支社・支店・営業所を展開し、安全靴・作業着をはじめとする安全衛生保護具を直販している。地域に密着した営業拠点を持つことで、顧客先を迅速に訪問し、現場の課題やニーズに即した提案・納品・アフターフォローをワンストップで行っている。

 一方、営業活動に必要な情報が、生産管理・在庫管理・見積管理など複数のシステムに分散しており、必要な情報を営業担当者が迅速に取得することが難しかった。顧客先で見積りを求められた場合も、いったん帰社して情報を集めてから見積書を作成・送付するなど、事務処理が負担となっていたという。

 今回、課題を解決するため、運用中の「SAP S/4HANA」や周辺システムに蓄積したデータを一元管理する「新営業ポータル」を、「SAP Business Technology Platform(BTP)」を用いて構築した。

 SAP BTPは、SAPのアプリケーション開発、データ分析、AI、システム連携を単一環境で提供するPaaSである。S/4HANAなどのコアシステムに影響を与えず、安全・迅速に機能拡張が行える(クリーンコアの維持)ことが特徴である(図1)。

図1:「SAP Business Technology Platform(BTP)」の構成図((出典:SAPジャパン)
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 新営業ポータルにより、商談の場で在庫や納期を確認し、見積りの提示や納期回答をその場で行えるようになった。また、ベテラン営業担当者の実績やノウハウをポータル上で参照できる仕組みを構築したことにより、経験が浅い営業担当者でも質の高い提案が可能になり、営業活動の属人化も解消した。

 開発は日立製作所が支援した。全国から選定したプロジェクトメンバーへのインタビュー調査や営業担当者へのアンケート調査を実施し、現場の声を起点としたデザイン思考で、営業担当者が真に必要とする機能を導出。その後、プロトタイプ作成、ロールプレイによる受容性検証、PoC(概念実証)を経て、アジャイル開発で構築した。

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