アクアシステムズは2026年4月2日、データベース監査ソフトウェア「AUDIT MASTER Ver.5」の監査対象データベースを増やし、Oracle Databaseに加えてMySQLを解析できるようにしたと発表した。旧バージョンでは各種データベース(Oracle Database、SQL Server、MySQL、PostgreSQL)を解析できていたが、今後現行版「Ver.5」の対象データベースを順次増やしていく。
アクアシステムズの「AUDIT MASTER」は、内部統制のためのデータベース監査ソフトウェアである(図1)。トランザクションログを解析することにより、不正な操作を検知したり、監査証跡レポートを出力したりする(関連記事:アクアシステムズ、DB監査ソフト新版でAzureのSQL Serverを監査可能に)。
図1:データベース監査ソフトウェア「AUDIT MASTER」の概要(出典:アクアシステムズ)拡大画像表示
監査対象のログは対象となるデータベースによって異なるが、Oracle Databaseの場合、データベースが標準で備えるAUDIT機能(監査用ログ出力機能)を利用して取得する。こうして、SQLクエリーだけでなく、管理者による特権ID操作、ログイン成功/失敗、暗号化通信など、監査に必要な情報を取得する。MySQLの場合は全SQLクエリーを記録した一般クエリーログを参照する。
複数の監査対象データベースを一元的に管理可能である。各データベースの監査ログを自動収集してリポジトリに蓄積する。監査ログをAUDIT MASTERにバックアップして長期間保管できるので、情報漏洩や改竄が疑われる際のフォレンジック(調査・分析)にも活用できる。
データベース監査の導入にあたり、要件定義や設計をコンサルタントが支援する。要望に応じて設計書などのドキュメントの作成も支援する。また、データベース監査のための定型の監査設定(監査ポリシー)をあらかじめ用意しており、画面上からワンタッチで設定できる。インストールも30分で完了するとしている。
現行版の「AUDIT MASTER Ver.5」は、2025年8月にリリースした。ユーザーインタフェースを全面的に刷新して、より直感的に操作できるようにしたとしている。さらに、複雑化する監査要件にも柔軟に対応できるように機能の強化と整理を図ったとしている。LinuxまたはWindowsで動作する。
従来版のAUDIT MASTERは、Oracle Database、SQL Server、MySQL、PostgreSQLのログを解析できるツールだった。これに対して現行版は、まずはOracle Database 19c/Oracle AI Database 26ai(旧称23ai)を解析できるようにした。2026年3月には、MySQL 8.0系/8.4系を対象に加えた。今後順次、SQL Server 2019/2022/2025とPostgreSQL 14/15/16を解析できるようにする。
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