日本ユニシス(現BIPROGY)は2008年10月16日、業界各社によって提供する最新鋭の技術を採用した次世代IDC(Internet Data Center)基盤上で、リソースや機能をスピーディに提供する「ICTホスティングサービス」の提供を開始した。同社は、長年にわたるシステム開発とサービスの実績に基づく新しいIT利用環境の提供を通じて、刻々と変化する企業環境の支援を目指す。
ICTホスティングサービスとは、コンピューターと情報ネットワークのサービス階層であるIDC施設・設備、インフラサービス(Firewallなど)、ネットワーク、ハードウェア、OS、運用、監視、セキュリティを一元的に提供するサービスをいう。
同社は、本年6月4日に次世代IDC基盤構想を発表した。今後このIDC基盤でのホスティングサービスや各種ソリューションを順次SaaS化して提供する。またこれらのSaaSの開発・実行環境をPaaSとしてサービスプロバイダーや利用者に提供し、SaaS開発・統合・利用のワンストップサービスを目指す。
本サービスは、顧客の要望に合わせてリソースや機能を柔軟に組み合わせた環境をスピーディに提供する。さらに運用サービスやサポートサービスを充実させることによって、24時間365日にわたる高品質なサービスを提供する。
ICTホスティングサービスの主な特徴は、以下のとおりです。
- 急な要望にも最短5営業日で、リソースの提供が可能
- ICTホスティングサービス専用窓口は、利用環境の問い合わせに24時間対応
- 日本ユニシスグループのITプロフェッショナルチームが、利用環境を常時監視
- ITILに準拠した標準運用プロセスによる、安定した利用環境の提供
- 利用期間は1カ月間から選択できる、オンデマンドサービス
ICTホスティングサービスの価格は、利用環境および利用期間に基づき決定する。
なおITILとは、英国政府商業室(OGC)が作成したITサービス管理のための体系づけられたフレームワークのこと。ITILに則した管理で、従来見えにくいとされるIT投資コストを明確にできる。
「ICTホスティングサービス」サイト
http://www.unisys.co.jp/services/ict/hosting.html