システム運用管理ソフトの開発販売を手がけるビーエスピー(BSP、現ユニリタ)は、同社の主力製品であるジョブ管理ツール「A-AUTO(エーオート)」の新バージョン Ver7.1を、2009年1月26日より販売開始すると発表した。なお価格体系が、従来のCPU課金からコア課金を基準とするものに変わり、1~4コアの基本価格が55万円からとなる。
A-AUTOは、各種プラットフォーム上で稼働するジョブ管理ツール。1977年の発売以来、30年以上にわたって使い続けられているロングセラー製品で、24時間365日止まらない安定したジョブスケジューリングを構築し、基幹業務に強いジョブ管理ツールとして、業種・業界を問わずユーザーの評価と支持を得ているという。
同社によれば、A-AUTOには以下のような特徴がある。
- メインフレーム/UNIX/Windowsなど、混在するプラットフォームに柔軟に対応
- スケジュール日による確実なジョブ実行制御
- ジョブログによる、IT業務処理統制への対策効果
新しいVer7.1では、主要機能の強化とパフォーマンスの向上が図られ、オペレーション工数の大幅な低減と、運用コストの削減が可能になった。また、Web化による管理画面の統合や、画面の刷新によって使い勝手が向上し、より円滑で効率的な運用もサポートする。
同社によるA-AUTO Ver7.1の新たな機能は以下のとおり。
- 画面の刷新など、ユーザビリティを重視したクライアント機能の改善
- 大規模化に対応し、データ量の増大やサーバー統合へも適切に対応できるようパフォーマンスを強化
- 開発から本番への移行の簡易化
- 負荷分散による安定運用
- 先行ジョブの戻り値によって後続ジョブを分岐させるなど、ジョブネットワークの柔軟な設定
今後は、企業の基幹業務システムの運用において、高い優位性を有するメインフレーム市場に加え、オープン系市場でも意欲的な営業展開を図っていきたいとしている。なお同社では、A-AUTO Ver7.1の販売開始に合わせ、『基盤から見直すシステム運用改善セミナー』を2009年2月25日(水)に都内で開催する。
『基盤から見直すシステム運用改善セミナー』
http://www.bsp.jp/seminar/2009/20090225.html
A-AUTO製品の紹介ページ
http://www.bsp.jp/products/aauto/open/index.html
ビーエスピー
http://www.bsp.jp/