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日本ユニシス、エンタープライズサーバー新シリーズでインテルプロセッサを採用

2009年2月27日(金)IT Leaders編集部

日本ユニシスは、米Unisysの次世代サーバー・アーキテクチャに基づくエンタープライズサーバー中小型機の「Unisys ClearPath Server CS4080Dシリーズ」(CS4080Dシリーズ)の販売を2009年2月26日から開始すると発表した。Unisysは次世代サーバー・アーキテクチャとして、同社のメインフレーム環境のOSであるOS2200とMCPに加え、Windows、およびLinuxを1つの仮想環境上に統合し、効率的な資源管理と最適化を実現するアーキテクチャを目指している。

 「CS4080Dシリーズ」は、OS2200シリーズとしては初めてインテル・プロセッサを採用し、同時に新アーキテクチャによって再コンパイルなしでの既存OS2200アプリケーションの稼働を可能にした。同シリーズは、小型機のCS320Dシリーズ、中型機のCS340Dシリーズの後継となる。最小構成(ハードウェア、ソフトウェア、保守料金の合計金額)での価格は、月額415万円(税別)から。

 シリーズの主な特徴は、以下のとおり。

  • インテルプロセッサの専用ファームウェア上で、従来のCMOS(Unisys OS専用のプロセッサ)機と完全互換のOS2200 IP(Instruction Processor = プロセッサ)を実現。ハードウェアの増設なしに、OS2200 IPを最大6 個まで拡張(構成)できる。
  • OS2200単体IP性能についても、CMOS機のエントリモデル「CS320Dシリーズ」と同等の性能を達成し、顧客の既存資産をストレスなく移行・稼働させることが可能。
  • IPC(Instruction Processing Capacity:IP性能を表す日本ユニシス独自の性能単位)による性能では、最小30 IPCから、最大600 IPCまで20倍の拡張性を持つ。性能の増強は、10/20 IPC単位で細かく設定できるため、従来のCMOS機と同じく、IP性能を一時的に増強するキャパシティオンデマンド機能との組み合せにより、業務ピーク時、あるいは別システムの障害バックアップ時などにシステムを停止せずに増強できる。
  • 単一システム単一パーティションの稼働に必要な各種ストレージ機器用チャネルとネットワークの冗長化、メモリのミラー構成最大容量32GBを基本構成で設定している。

 同社によれば、CS320Dシリーズと比較して同シリーズは、OS2200単体IP性能は同等、単一OS2200環境下のシステム最大性能は3倍に向上しているという。

 同社はまた、今回の新シリーズの発表と同時に、次期大型機、次期中型機として以下の2種類のシリーズの開発に着手し、2009年度以降に提供する意向であることを表明した。

  1. CMOSプロセッサの大型最上位シリーズ
  2. インテル・プロセッサ上でのOS2200環境をさらに機能拡張する中型シリーズ

 両シリーズは、マルチ・パーティション、XTPA(拡張トランザクション処理アーキテクチャ)環境をフルサポート。また、セキュアなOS2200環境下でのJava高速化機構の提供も計画しているとのこと。

「Unisys ClearPath Server CS4080Dシリーズ」
http://www.unisys.co.jp/clearpath/

日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/

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