住商情報システム(以下、SCS)は2009年8月11日、リッチクライアントCurl向けの表形式コンポーネント「RIAGrid(リアグリッド)」の販売を同日より開始すると発表した。
業務システムで使用頻度の高いExcelなどの表計算ソフトは、従来のHTML技術を用いたユーザインターフェイスで実現するには限界があった。しかし、リッチクライアントCurlのRIA(リッチインターネットアプリケーション)技術を使うことにより、使いなれたExcelライクなユーザインターフェイスをWebシステム上で実現できる。今回販売を開始するRIA向け表機能コンポーネント「RIAGrid」は、Webシステムの開発生産性を飛躍的に向上させる開発用コンポーネントである。
リッチクライアントCurlは、企業システムに求められる複雑なユーザインターフェイス、大量データの扱い、高速な演算、高度なセキュリティなどを強みにしたWebベースのアプリケーションを構築するリッチクライアント構築言語で、企業向けリッチクライアント/RIAプラットフォーム製品である。
「RIAGrid」の主な特長は次のとおり。
- 計算式を設定することで、指定セルに数値を入力したときに自動計算して結果を別のセルに表示
- 段数が無制限の多段ヘッダやセル結合を利用して、グループ単位に見やすくデータを区分けして表示
- 行・列の折り畳み(ジャバラ)機能を用いた容易なデータ階層表示
- 大量のデータを表示する場合でも、スムーズなスクロール操作が可能
- セル単位で、背景色、文字色、編集/非編集の設定などを制御
- コピーしたデータをExcelなどの外部アプリケーションへの貼り付けが可能
- データ操作、入力制御、コンテキストメニューの設定など実際の開発に役立つサンプルコードを提供
「RIAGrid」の販売価格(税別)は、RIAGridライセンス料が40万円~。RIAGrid開発ライセンス料が20万円~。別途、年間保守料が必要。SCSは、初年度の販売目標として、各70式を目指すとしている。
RIAGrid
http://www.curlap.com/casefile/riagrid/
リッチクライアントCurl
http://www.curlap.com/
住商情報システム
http://www.scs.co.jp/