日本IBMは2009年11月25日、ICカードや生体認証デバイスの対応する種類を増やし、あらゆる場所からあらゆるデバイスにてアクセスが予想されるクラウド環境においても、安全かつ効率的なアクセス管理を支援するソフトウェアの最新版「IBM Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On V8.1」を発表した。使用料金は250ユーザーで246万7,500円(税別)より。2009年11月28日より提供を開始する。
「IBM Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On」は、ユーザーIDとパスワードでの認証や認証情報の暗号化などのアクセス管理を、アプリケーションごとでなく一括して実施する「シングル・サインオン」機能を提供する製品。今回新たに接触型ICカードや日本市場でのシェアが高い「FeliCa」などの非接触型ICカード、指紋認証などの対応認証デバイスを増やし、企業全体でのシングル・サインオンに幅広い選択肢を提供する。
同製品を利用することで、企業内外の様々な既存システムと認証デバイスを柔軟に統合できることにより、生体認証とパスワード認証の両方を利用し、一層効果的かつ確実に個人を認証する。さらに、VistaのサポートやFirefoxのサポートなども追加し、個人専用の端末のみならず、大勢が共有するキオスク端末などとも連携することが可能になった。同製品は、さまざまな場所から、さまざまなデバイスによるアクセスが予想されるクラウド・コンピューティング環境においても、最適な製品だ。
同製品を利用することによりユーザーは、アプリケーションごとに複数のユーザーIDとパスワードを管理する必要がなくなり、利便性を高め、各自の生産性を向上できる。また、システム管理者にとっても、パスワード・リセットなどによるヘルプデスクの負荷を軽減し、生体認証を含むセキュリティーや、ユーザーのアクセス監査などによるコンプライアンス対応をより一層強化できる。
同社は、ユーザーに高度なセキュリティーを提供するため、認証デバイスを製造している様々な企業と連携していくとしている。第1弾として、日本セキュアジェネレーションの、指紋認証によるログインを行う装置「SecuMAP」と連携したソリューション「SecuMAP for TAM ESSO」の提供を2009年11月28日より行う。
同製品の価格は、「Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On V8.1 Standard」が246万7,500円~/250ユーザー(税別)、「Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-On V8.1 Suite」が355万円~/250ユーザー(税別)。
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/
IBM Tivoli Access Manager for Enterprise Single Sign-Onの詳細
http://www.ibm.com/software/jp/tivoli/products/access_mgr_esso/
IBM / IT管理 / SSO / エンドポイントセキュリティ / Tivoli
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