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日本HP、超スケールアウト型ファイルサーバー製品を投入し、クラウド環境を推進

2009年12月10日(木)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2009年12月9日、ペタバイトレベルの大容量データを効率的かつ経済的に管理でき、企業の成長に応じて容量とパフォーマンスを自在に拡張することができる企業向けハイエンドNAS製品「HP StorageWorks X9000 Network Storage System」を発表した。

日本HPは、ペタバイトレベルの大容量データを効率的かつ経済的に管理でき、企業の成長に応じて容量とパフォーマンスを自在に拡張することができる企業向けハイエンドNAS製品「HP StorageWorks X9000 Network Storage System」を発表した。発表された新製品は以下の3機種。

  • エンタープライズ向けNASゲートウェイ
    「HP StorageWorks X9300 Network Storage Gateway」(以下、HP X9300)
  • エンタープライズ向けNASアプライアンス
    「HP StorageWorks X9320 Network Storage System」(以下、HP X9320)
  • エンタープライズ向け大容量NASアプライアンス
    「HP StorageWorks X9720 Network Storage System」(以下、HP X9720)

「HP StorageWorks X9000」シリーズは、複数の異なるタイプのアプライアンス製品を束ねて1つのクラスタファイルシステムを構成し、アプライアンス単位で容量と処理性能を追加、拡張できるスケールアウト型のファイルストレージ。業界標準のハードウェアを採用し、増設時には最新のハードウェアを利用したアプライアンス製品を追加可能。同シリーズは、データの階層化管理機能や統合されたリモートレプリケーション機能(複製機能)、自動リバランシング機能など、ファイルサーバに必要な機能が標準装備され、1つの管理画面による集中管理が可能。

同シリーズのおもな特長は以下のとおり。

  • データの階層化管理機能
    ファイルの鮮度や属性に基づいてポリシーを設定し、単一の論理空間の中でファイルを一つのストレージ階層から別の階層へ自動移行させるデータライフサイクル管理機能。使用頻度の低いデータを高性能なストレージから低コストのストレージに簡単に移行することで、オペレーションコストを低減し、ストレージ全体の使用効率を最適化する。
  • リモートレプリケーション機能
    プライマリサイトから複数のリモートサイトへ継続的にデータの複製を提供するサイト間複製機能。拠点における障害や災害時にも高速なリカバリーと高可用性を提供。独自のスケールアウト型アーキテクチャにより、データアクセスのないクラスタ内の全てのノードから並行してデータ転送を実施可能なので、高速でコピーを実施して時間を短縮できる。
  • 自動リバランシング機能
    ストレージ間での動的なデータの再配置を行い、ストレージを停止することなく利用率を平準化する機能。ストレージの負荷が特定ノードに集中することを回避し、ノード間の入出力の平準化を図り、ストレージ全体のパフォーマンスを改善させる。
  • 容易な拡張
    システムを停止することなくノードとストレージを追加可能であるため、処理性能と容量のオンライン拡張が可能で、ファイルサーバ全体の可用性を向上させる。

「HP X9300」の価格(税込)は617万4,000円より。「HP X9320」の価格(税込)は1,887万9,000円より。「HP X9720」の価格(税込、2010年3月末までのキャンペーン価格)は1,694万7,000円より。

日本ヒューレット・パッカード
http://www.hp.com/jp/

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