[新製品・サービス]

マイクロソフト、「Dynamics CRM Online 日本語版」を発表、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2011年1月号)

2011年1月6日(木)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスをご紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

バックアップ

データを圧縮しバックアップ作業時間を短縮

NECと日本オラクルは2010年11月16日、バックアップ作業を効率化する「データベース超圧縮バックアップソリューション」を発売した。NECのストレージが備える重複排除機能とOracle Database 11gが備えるデータ圧縮機能でデータ量を減らし、バックアップに要する時間を短縮する。データ非圧縮時に比べ、作業時間を半分に縮められるという。価格(税別)は618万7500円から。

BI

インメモリー技術を駆使して分析処理を高速化

クリックテック・ジャパンは2010年11月17日、BIソフト「Qlik View 10」を発売した。連想検索と呼ぶ機能を備え、指定したキーワードに関連するキーワードを表示して情報を絞りやすくする。ユーザーに“気づき”を与えて分析作業を効率化できる。インメモリーのほかマルチコアをサポートし、コア数に比例して処理能力を向上できるという。価格(税別)は600万円から(25ユーザーの場合)。

ソーシャルメディア分析

Webサイト上の顧客の声を的確に把握

SAS Institute Japanは2010年11月18日、ソーシャルメディア上の顧客の発言を分析するサービス「SAS Social Media Analytics」を発表した。SaaSで提供する。TwitterやFacebook、掲示板などの発言内容において、自社の製品やブランドがどう評価されているのかを分析。その結果を今後のマーケティング活動や顧客との関係改善などに役立てられる。月額料金は100万円から。

クラウド

プライベートクラウドの運用/保守の作業負荷削減

富士通は2010年11月22日、「プライベートクラウドサービス」の提供を開始した。これはプライベートクラウドの構築や運用、保守といった一連の作業を受託するアウトソーシングサービス。作業量に応じた従量課金契約であることが特徴。本サービスを利用することでユーザー自身が構築や運用をするよりコストを2割削減できるという。価格は個別見積もり。

CRM

OutlookやExcelで操作できるSaaS型CRM

マイクロソフトは2010年11月25日、SaaS型CRM「Microsoft Dynamics CRM Online 日本語版」を発表した。OutlookやExcelを使って操作でき、利用者の操作性を損なわいことを特徴に打ち出す。Exchange OnlineやSharePoint OnlineなどのSaaSと連携し、スケジュールやメールをCRMと同期して一元管理することもできる。月額料金は4600円(1人あたり)。

ERP

クラウドからERPを提供して迅速な導入を支援

NTTデータは2010年11月26日、中堅・中小企業向けのSaaS型ERP「INERPIA/イナーピア」を発表した。SAPのERP「SAP Business All-in-One」をNTTデータのクラウドサービス「BizXaaS」で提供する。財務や在庫管理、調達などの機能を提供するほか、今後はIFRS対応や多言語化などの機能強化を進めていくという。月額料金は1万9800円(1人あたり、税別)。

SOA

システム連携を想定した基幹システム構築を支援

キヤノンソフトウェアは2010年11月29日、SOAを用いて基幹システムを構築するための基盤「SOAフレームワーク」を発売した。キヤノンマーケティングジャパングループが自社の基幹システムにSOAを適用した際の基盤をベースとする。Webサービスを用いて各種業務処理を再利用できるようにしたり、RIAを用いて操作画面を使いやすくしたりする。価格は1000万〜6000万円程度。

サーバー

SSD採用で動画や画像に高速アクセス

日立製作所は2010年12月2日、サーバー「HA800-bd/BD10」を発表した。42Uサイズのラックに最大320台のサーバーブレードを搭載するコンテンツ配信事業者向け製品。SSDを採用してデータアクセスを高速化し、SATAハードディスクに比べてアクセス速度を約2.5倍向上できるという。価格(税込)はSSDを搭載するサーバーブレードが32万250円から。

サーバー管理

富士通製ブレードサーバー向けの可用性を向上

パナソニック電工インフォメーションシステムズは2010年12月3日、富士通のブレードサーバー「PRIMERGY BX900」向けのリソース管理ソフト「PAN Manager Software for 富士通」を発売した。これはイージェネラ製サーバー向けのソフトを、BX900向けに対応させたもの。I/O仮想化やサーバープロビジョニングなどの機能を備える。価格はBX900とセットで1000万円程度から。

TV会議システム

高価なハードウェアを導入せずにTV会議を実施

日立ソリューションズは2010年12月6日、TV会議を複数の拠点に接続するためのTV会議多地点接続サービスを発売した。ラドビジョンのTV会議システム「SCOPIA」を日立のクラウドサービス「Harmonious Cloud」で提供する。会議用端末にはPCを利用できるほか、ポリコムやタンバーグなどの他社製機器を用いることも可能。月額料金(税込)は4万2000円(1台接続時)。

システム連携

短期間でクラウドとオンプレミス間のシステムを連携

日本IBMは2010年12月10日、クラウドとオンプレミスを連携するソフト「IBM WebSphere Cast Iron」を発表した。どのように連携するのか、連携した情報を画面上にどう表示させるのかなどをテンプレートとして定義。これを活用することで連携に必要なプログラム開発を不要にできるという。年額料金は17万1600円から。アプライアンスも提供し、年額料金は257万4000円から。

サーバー

省電力化に配慮した高密度サーバー

日本HPは2010年12月14日、ラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL2000」を発表した。2Uサイズのシャーシに4台のサーバーノードを搭載する。冷却ファンや電源ユニットをシャーシに集約することで消費電力を抑えられるという。サーバーノードには「Xeon 5600番台」を2基、メモリーを192GBまで搭載できる。価格(税込)は99万9600円から(4サーバーノード搭載時)。

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