カスペルスキー(Kaspersky Lab)は2011年4月13日、サービスプロバイダー向けの新しいネットワークセキュリティ管理製品「Kaspersky Security Center Service Provider Edition」の提供を6月より開始すると発表した。
「Kaspersky Security Center Service Provider Edition」は、カスペルスキー製品の管理やメンテナンスをリモートから一元的に行うためのアプリケーション「Kaspersky Administration Kit」をサービスプロバイダーに提供するサービスである。これにより、サービスプロバイダーは、顧客に独自のエンドポイントセキュリティサービスを提供できる。
「Kaspersky Security Center Service Provider Edition」の機能特徴は次のとおり。
- Kaspersky Administration KitのSaaS版
カスペルスキー製品の管理やメンテナンスをリモートから一元的に行うためのアプリケーション「Kaspersky Administration Kit」に、各顧客向けの仮想管理サーバ、顧客管理者向けのWebコンソールを加えている。管理グループによるユーザの管理、管理コンソールによるポリシー・タスクの一括管理と適用状況の確認、ウイルスの検知状況の確認、ライセンス数・期間の管理等リアルタイムで見やすいWeb経由でのレポートを顧客管理者に提供する。 - NAT(F/W)越しの管理も可能
顧客の端末がNAT(F/W)の中にあってもポリシー、タスクの適用をはじめ、各種レポートの参照が可能。インターネットに接続されている顧客の端末を一元的に管理することができる。 - 顧客向けにWebコンソールの提供が可能
顧客管理者向けにWebコンソールを提供する。プロテクションの状況、ライセンス数・ライセンス期間の状況、ウイルス検知等のレポートの確認およびPDFやHTML形式でのダウンロードが可能である。 - 顧客毎の拡張が容易に可能
1台のサーバで顧客毎の管理サーバを仮想的に構築することができる。サーバOSを仮想化することなく、顧客毎に拡張することができる。 - 強化された定義データベース アップデートシステム
顧客に対してさまざまな方法で定義DBを配布することができる。サービスプロバイダーが保有する管理サーバからでも、カスペルスキーのアップデートサーバからでも配布することができる。
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