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[データマネジメント2012]

【session 11】情報活用、事業継続の実現に向けた日本オラクルのメッセージ

2012年5月10日(木)

データの活用と保護の観点で 万全の基盤を整備しなければならない 3.11以降、データマネジメントに対するユーザー企業の考え方が確実に変わってきた−。日本オラクルの谷川信朗氏はこう語る。データの破壊/破損は莫大な損失につながり、事業継続を危うくする。今後は、データを安全に守り、かつ必要なときに必要なデータを取り出せる柔軟な情報基盤がますます重要となる。オラクルが提唱する情報基盤のあるべき姿を会場に提示した。

谷川信朗氏 日本オラクル株式会社
製品事業統括 製品戦略統括本部
テクノロジー製品推進本部 シニアマネジャー
谷川 信朗 氏

日本オラクルの谷川信朗氏は、システム基盤には2つの条件が求められると指摘する。リアルタイムな情報活用を可能にすること、情報資産を保護しながら事業継続を可能にすること、である。

「本当に必要なのはリアルタイムではなく“ライトタイム”。必要なときに必要な情報を活用できる情報基盤こそが重要だ」と谷川氏は訴える。

このライトタイムな情報活用をオラクル製品で実現した事例の1つに、BlackBerryで知られるカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)がある。同社は、製造工程が世界各地で複数ステップにまたがるため、必要なときに最新の需要や実績、供給能力、テスト結果といった情報を共有する必要があった。そこで、世界5拠点間におけるデータのレプリケーションを「Oracle Golden Gate」で実現。工場間で同じデータを共有するために5方向のActive-Active構成を採り、ライトタイムな情報の流れを確立した。この結果として、事業継続性の確保とパフォーマンスの改善という果実を手に入れた。

Oracle GoldenGateは複数拠点に存在するデータの同期をリアルタイムに行うことを可能にする製品だ。ログファイルからいったん中間ファイル(TrailFile)を作成し、これをレプリケーション先のサーバーに送る。中間ファイルにはトランザクション情報が含まれており、レプリケーションサイトはこの情報を解析してDBにSQLを発行するので、DBにかかる負荷を大幅に抑えることができる。また、Oracle Database以外のDBに対応している点も特徴だ。

“アクティブな”スタンバイサイトの重要性

情報資産の保護と事業継続の同時実現については「データの破損や損失は事業停止に直結する脅威。根本的な対策を講じる必要がある」(谷川氏)と説く。同社は“情報資産保護に必要な基本3原則”として以下を提唱している。

  1. データのコピーを複数作成する …単一障害点となるのを防ぐ
  2. コピーに変更を加える際には、厳密にチェックできるインタフェースを経由する …ソフトに書きこまれていてもハードに書き込まれていない現象を防ぐ
  3. データ破損が起きた際に迅速に復旧できる仕組みを用意する …リカバリーサイト(スタンバイサイト)を構築する

同社が提供する代表的なソリューションが「Oracle Active Data Guard」だ。これは単純なバックアップサイトではなく、差分バックアップやデータ参照も可能な“アクティブなバックアップサイト”を構築するための製品である。

「事業継続に欠かせないDBサーバーにはオンライントランザクションの一貫性を保つ仕掛けが必要。単なるストレージコピーでは不十分で、必要な時にスタンバイサイトがすぐに稼働できる状態にしておくべき」(同)。ただし、トランザクションすべてを伝播させるストレージミラーリングではネットワークやストレージに負荷がかかりすぎるので、最小限に抑える仕組みも必要となる。データを保護しながらリカバリシステムも同時に構築できる、それがActive Data Guardの特徴だ。

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