クライアント環境の変化は著しい。スマートフォンやタブレットに加え、最近ではメガネ型や腕時計型のコンピュータも登場。OSも多様化している。こうした変化を乗り切るヒントとなりそうなのが、首都圏で中学、高校、短大を運営する学校法人村田学園の取り組みだ。過去8年間にわたり継続的にクライアント環境を改革。このほど、シンクライアントも導入した。学園の情報システムを支える、東京経営短期大学の教育研究情報センターの2人に話を聞いた。
コンピュータ室のPCをシンクライアントでリプレース
右から准教授の安井良彰氏、技術助手の藤井寛氏
―お二人が所属する教育研究情報センターは、一般企業で言うところの情報システム部門と理解して良いですか?
藤井 大まかに言えば、そうですね。正確に言えば、教育に必要なITシステムをコントロールする立場にあります。インフラの運用だけでなく、教育や研究にどうやってITを活用すればよいか、アイディアを出すのも私たちの役割です。教員や学生からの相談にも乗っています。
安井 CPUが入っているもの、画面がついているものに関する相談は、大体、私たちのところに持ち込まれます(笑)。ただ、最近は、システム導入に深くコミットしてしまったので、そちらの運用に割く時間が増えているのは確かですね。その意味では、情報システム部門をイメージしていただいても、それほど大きな齟齬はないと思います。
―今回のプロジェクトは?
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