ビジネスを推進/拡大するためのデータ活用に向けて、企業は今、どう対峙しようとしているのか。これからのデータビジネス推進に必要なことは何か。「データビジネス創造フォーラム」実行委員の中で企業の取り組み状況などに詳しい、立教大学 経営学部教授の佐々木 宏 委員と、ソフトバンク・テクノロジー 取締役執行役員営業副統括の吉田 剛 委員、電通 統合データ・ソリューションセンター チーフ・アナリストの 山崎 茂樹 委員に、アクティブラーニング代表取締役社長CEOの羽根 拓也 委員とインプレスIT Leaders編集部の志度 昌宏 副委員長が、最新動向や今後の課題などを聞いた。

羽根 企業でのデータ活用への期待が高まっています。どのような形でデータ活用/データ分析に携わってこられたのでしょうか。

佐々木 マーケティングリサーチを研究しており、その一環から新しいデータ分析手法の普及などに取り組んでいます。大学では、研究・教育に加え、キャリアセンターのマネジメントにも携わっています。学生のキャリアとしてもデータサイエンティスト関連が出てきており、様々な企業の方々とデータ活用関連で、お話しさせていただく機会が増えています。
山崎 電通といえば、広告・プロモーション領域でのマーケティング活用がその主体ですが、私自身は、電通自身がデータを活用するためのプラットフォームの構築や、スタートアップ企業およびグローバル企業とのアライアンスを担当しています。その中で力を入れているのが、データを中心としたソリューションです。
吉田 ソフトバンクグループのITサービス会社であるソフトバンク・テクノロジーで営業全般を見ています。その中でも、デジタルマーケティング分野とeビジネス関連サービスを主に担当しています。業種や規模の大小を問わず、企業がデータをどう活用できればビジネスにつながっていくのかを顧客のみなさんと検討し、実行に移せるようご支援しています。
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